仕事に役立つインテリジェンス

創薬研究ももちろんだが、研究職として働いてるヒトの解決しなきゃいけない問題そのものが、あるかもしれないないかもしれない答えを探すことのほうがずっと多いので一章の問題の分類の図は分かりやすい(どこかでみたことあるので一般論だろう)。

不確定問題は、情報のインフォメーションよりも分類推定の役割が大きくなる、つまり仮説構築力とかアブダクションとかそっちが求められるってわけですね。

本書はどっちかというとベイズ推定の入門的な立ち位置なのかなぁ。誤信を避けるような内容が多いし。仮説を適宜見なおそうとかそんな話も入ってるから、情報分析全般の入門書っていう位置づけなのかな。ちょっと全体像がつかみにくかった。

ProductName 仕事に役立つインテリジェンス (PHP新書)
北岡 元
PHP研究所 / ?円 ( 2008-03-15 )


「牛丼一杯の儲けは9円」を読んだ

売上を増やすか、原価を下げるかだけど後者の話。

プロセスの改善の話とか、不正ギリギリをついていくテクニックとか、価格交渉の話とかなかなかおもしろい。

特に面白かったのは、商品を知らない相手に高く売りつける技術

  • 身だしなみをしっかり
  • 商品に閑する相手の知識レベルを知る
  • 商品のメリットだけでなくデメリットを紹介することで信頼を勝ち取る
  • 大手も同じような仕入れをしていると安心させる
  • 価格は言い切る
  • エトセトラ

筆者が「売り買いは知的ゲームだ」と書いてある部分は同意できるかな。基本的に客が分かる価値の最大化が戦略でしょう。

実際に似たようなことを経験した。去年ぐらいに部署を移って、昔付き合いのあった会社の営業が売り込みにきたんだが、製品の技術とか関係ない接待トークみたいなノリで営業してきたので、製品の細かい部分を事細かに質問したら、

「次回は技術のちゃんとわかる営業を連れてきます」

と言ってきたので、

「以前はちゃんと技術の分かる方も毎回同席してたはずなんだけど、今回は時間の無駄でしたねー」

とチクリと返してやったら、

「御社の前担当者は技術をあまり理解なさらなかったので」的なことをポロリした。

あちゃー確かにバレてるわと思ったのであった。

営業と詐欺のあいだ

お客様につたえること

  • メリット
  • 信頼
  • 価格

ProductName 営業と詐欺のあいだ (幻冬舎新書)
坂口 孝則
幻冬舎 / 777円 ( 2008-09 )


相手の自尊心を理解する

ソーシャルメディア進化論

amazonでは評価が分かれているが、物語としてみればそれなりに面白かった。数学的な話は殆ど出てこないし、ネットワークモデルとかかじったことがあれば、数学的になんかおかしい理論展開だなぁと思うけど。

ProductName ソーシャルメディア進化論
武田隆
ダイヤモンド社 / 1890円 ( 2011-07-29 )


ソーシャルネットワークとマネタイズを如何に両立させるかっていうあたりを拾い読みすればいいんじゃないかな。 コミュニティデザインのあたりは参考になることがあるんじゃないかなぁ。

改めて読みなおしてみると確かに自社宣伝臭はちょっと強いかもと思った。

  • 繭化の問題に対する処方箋は、実名性を高める方向ではなく、匿名性を維持したまま、社会につながるモデルであるということになる。
  • Facebookのように実名性を高め、オープンを強要すれば本音は隠れてしまう。

デザインのための数学

黄金比だけでなく白銀比があるというのは知らなかったし、白銀比とA4やB5の話が面白かった。

ProductName デザインのための数学
牟田 淳
オーム社 / 2310円 ( 2010-10-23 )


数学とは直接関係ないのだが、割れにくいシャボン玉液の比率は参考になった。

内容はちょっとデザインよりかな。twitter の新ロゴデザインが美しすぎて調べてみたら、黄金比で構成されてた。なんかに興味があれば読んでみればいいんじゃないでしょうかね。

Introduction to Information Retrieval(IIR)の日本語版

Introduction to Information Retrievalの日本語版が出版されるようなので予約してみた。

ProductName 情報検索の基礎
Christopher D.Manning
共立出版 / 8400円 ( 2012-06-23 )


数学ガールが届いた

ついでにマクルーハンも。

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ProductName 数学ガール ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)
結城 浩
ソフトバンククリエイティブ / 1995円 ( 2012-06-01 )


マクルーハン理論

ProductName マクルーハン理論―電子メディアの可能性 (平凡社ライブラリー)
マーシャル マクルーハン
平凡社 / 1260円 ( 2003-03 )


ちょいデキ!

新幹線の中で読んだ。付箋を忘れたのであまりかけないのが残念だが、ちょっとしたTips集になっていて、面白いことが色々書いてあるので、ブックオフなんかで投げ売りされてたら買って読んでみるといいです。

ProductName ちょいデキ! (文春新書)
青野 慶久
文藝春秋 / ?円 ( 2007-09 )


年収崩壊

5年くらいの前の本をブックオフで買って、当たっているかなぁと答え合わせを兼ねて読むのも面白い。本書では「年収300万円も今や危うい」って書いてあるが、結局上向く気配もないだろうし、まぁこれからもないだろう。

それでも、経済成長を目指すっていうのはいばらのみちでしょうね。人口が減少している国で経済が成長しているという例はあるんだろうか?

結局は節約しましょうっていうのが本書のサバイバル術の主張なんであまり面白いことはかいてないんだけどね。

ProductName 年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 (角川SSC新書)
森永 卓郎
角川SSコミュニケーションズ / 798円 ( 2007-10 )


さて、僕が常々不思議だなぁと思っているのが、本書に書いてあるように

若いうちは本来の貢献よりも安い給料で働き、年をとったら働き以上の給料をもらうのが年功序列

だというわけです。実際に僕もバリバリ働いてた頃に、給料少なすぎんだろって上司に噛み付いたら、上と同じような返事が返ってきたし、労組系のヒトは基本的にこういうマインドですね(その当時の上司もそうだった)

なので、成果主義に移行した時点で労組は一定の役割を果たしたってことで解散すればいいのに、なぜかユニオンショップに移行してしまったりとか。あほくさすぎて、それ以来一切組合に関わらんようにしてる。

これからの働き方において、労組は枷にしかならないんじゃないかなぁ。

結論

労組は堕落、給料は下落

友人の結婚式

もう一ヶ月以上経ってしまっているが、料理も式も素晴らしかった。

中身は白馬錦だったかな。

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前菜

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茶碗蒸し

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紹興酒

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フカヒレ

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オマール海老だったと思う

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肉旨かった

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