06092025 life
勉強になるし、捗る。論文を批判的に読むように、「他の財務諸表も不正がある仮定した場合どこに注意すべきか?」みたいなサマライズさせると面白いですね。
次のURLの決算短信は売上の不正が確定された会社のものですが、内容を確認して、投資家としてはどこに注意を払うべきだったか箇条書きにしてまとめてください https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS82078/c7dbd547/da40/4d33/9366/89abc84cabd9/140120250214576482.pdf
投資家として注意すべきポイント(決算短信より)
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比較情報が掲載されていない連結決算
- 今回が初の連結財務諸表作成であり、前年との比較が困難。
- 数字の妥当性を判断しにくく、意図的に比較を避けている可能性も考慮すべき。
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異常な販管費(販売費および一般管理費)
- 売上に対して販管費が著しく高い(8,051百万円)。
- のれん償却・広告宣伝費などの過剰計上の兆候。
- 不正な利益操作が隠れていた可能性。
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キャッシュ・フローと営業損失の不整合
- 営業活動によるキャッシュフローは -2,419百万円(流出)。
- 一方で、財務活動で +5,445百万円の流入あり。
- 営業実態と資金の流れに不整合があり、粉飾の疑念につながる。
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株式分割・自己株取得の構造に注意
- 優先株取得後に普通株式を1:100で分割。
- 株式数操作によってEPSや資本政策の見せ方を調整している可能性。
- 財務戦略が複雑で、透明性に欠ける印象。
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楽観的すぎる業績予想
- 根拠の薄い受注増加見込みにより 売上1.16倍の見通しを提示。
- 楽観的な予想の背景説明が不十分で、投資判断には慎重さが必要。
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監査報告の欠如
- 第三者(監査法人)による適正意見や内部統制の記載が見られない。
- 内部統制・企業ガバナンス体制に疑問符。