新しい働き方

煽り度高めだけど、割と遠くない未来から振り返ってみると本書の内容は正しいんだろうなぁと思える。オープンイノベーションだって突き詰めていけば技術をもったベンチャーではなく、独自の才能をもった個人に行き着くわけで。均質な労働力を抱えるというビジネスモデルにロックされた今の企業は崩壊していくんだろうなぁと思うわけです(自分のいる業界も含めて)。

ProductName 「新しい働き方」ができる人の時代
セス・ゴーディン
三笠書房 / 1470円 ( 2011-07-01 )


マルクスによれば無産階級(労働者)と有産階級(資本家)に分けられるのだけど、最近は無産階級の人も生産手段を持つようになった(知識資本)わけで、最近だと信用それ自体が資本(ウッフィー)だという考え方もあるようですな。

結局、資本とは何か(今後は何になるのか?)ということを考えながらその資本を効率よく増やすということを考えないといけないよなぁと思ったのであった。

  • 今は固定費を抱えた組織に頼むよりも、柔軟に動ける個人とつながれるほうがよほどスピーディに仕事が動く
  • 近年、仕事のあり方は「小さな貢献」と「細分化」という考え方で変わってきた
  • 学校は「教えるべきことを教える」だけ
  • 現在、大きな価値を持っているのは、知識に基づいて優れた判断が出来る人
  • 平凡な人ができるような仕事に興味を持たない
  • 情熱を持っている人が対象を見出す
  • 必死に働いたかどうかではなく、どんな価値を生み出して、どれだけ人に伝えられたか
  • 創作物は、形になって人に届いた時点で価値が生じる
  • 人の3つの状態「わからない、行動、完了」
  • 実行はさらなる実行につながる
  • 上に立つ人間がチームワークという言葉を口にするときには、要するに「いわれたとおりにやれ!」といっているのと同じ
  • 想像性を発揮しよう

おまけ

経営者の条件とは?

今日は通院の日だったので、病院の待ち時間で本を2冊読んだ。一冊はwork3.0ですぐ読み終えた。

もう一冊は読みかけだったドラッカー。7章の成果をあげる意思決定とはが一番深く心に残った。

意思決定とは「かなり正しいものとおそらく間違っているであろうものからの選択」であり、事実ではなく意見からスタートする。ただしそれは事実による検証を求めなければならない。創薬研究でも検証できない仮説をスタートにおくヒトは多いですね。経験的にそういう場合はまず間違いなくデスマる。

もう一点は意見の不一致を歓迎しない傾向がある。叩くだけ叩いておけばいいのにと常々思うんだけど。本書ではこのような不一致は想像力を刺激するので良いとしている。不一致こそ想像力を出すためのひねるべき栓だと。

ProductName ドラッカー名著集1 経営者の条件
P.F.ドラッカー
ダイヤモンド社 / 1890円 ( 2006-11-10 )


  • 何をしたいかではなく、なされるべきことを考える習慣を身につける
  • 人事がうまく行かなかった場合には、単に人事が間違っただけ
  • 会議には、成果をあげるものとあげないものの二つに一つしかない
  • 趨勢よりも趨勢の変化が重要
  • 成果をあげる人のタイプなどというものは存在しない
  • 何に自分の時間が取られているかを知ることは重要
  • 貢献に焦点を合わせよう(特に知識労働者)
  • 知識労働者は自らが自らに課す要求に応じて成長する
  • 強みを知ろう
  • 意思決定はエグゼクティブの仕事の一つにすぎない

対話とは何か?

筆者のバックグラウンドは外務省の大使館勤務だったそうで、そういった経験から語られる対話の本質については非常に面白かった。

価値観や信条が異なり相入れることはないというのが前提で、相手を否定せずに妥協点を目指して摺りあわせていくプロセスが対話。

ビジネス本にありがちなタイトルと内容があんまり一致しないけど中身は面白かったので、興味があれば読んでみるといいと思いますね。特に日頃サイエンティフィックな議論をしているヒトこそ対話を重視すべきかなと最近思うこともあった。

ビジネスシーンだとアサーティブな態度とかもセットだな。

ProductName 不都合な相手と話す技術 ―フィンランド式「対話力」入門
北川 達夫
東洋経済新報社 / 1680円 ( 2010-09-23 )


  • 相手のことはわからない。わからないから話す。その前提の下で「どうすることが自分の身のためか」を考えて行動する
  • 国際コミュニケーションは「相手のことはわからない」という前提で成り立っている
  • 合意はまず価値観のレベルで考え、次に発想のレベルで考え、最後に主張のレベルで考える
  • 多数決は対話の観点からすると、多数派による強制となり(必ずしもよい解決策とは成り得ない)
  • 前提や結論そのものは論理的にも非論理的にも成り得ない
  • 対話とは戦わないコミュニケーション
  • 「何を問題とするか」は個人の価値観や知識や経験に大きく依存している
  • エンパシーとシンパシー
  • 「みんな」という基準を持ち出すのは対話的な態度ではない
  • ミクロのなぜ?とマクロのなぜ?

明日から部下にイライラしなくなる本

部下いないけど。

テクニカルな内容を期待してたけど、ごく普通のよい上司を目指しましょう的な内容だった。

  • 部下への苛立ちのほとんどは相手の考え、状況が見えないことに起因します
  • 価値観の相違と捉えて「この部署ではこうだから」という論理で話す
  • 大事でないことを大事であることと同様には指示しない

Flask + GAE + Twitter OAuth

18日にやろっかなーと思っていたのだけど、今日時間があったのでOAuth認証を実装してみた。

ProductName プログラミング Google App Engine
Dan Sanderson
オライリージャパン / 3570円 ( 2011-01-24 )


というわけで、18日はなにしようかなぁ。jQMobileで血圧管理システムをつくってみようか、中断してる文献管理システムの構築再開しようか。

曲をつなぎながら色々考えていた

転換期なのは間違いない。

自分は成果を出せているのか?出せていないのか?出せていないとしたら、自分に問題があるのか、それとも環境のマッチングが悪いのか?自分のやりたい方向性は、今現在おかれている状況にあっているのか?今後期待に応えられそうか?

とまぁ色々考えながらヌボーっと過ごした一日だった。

あとバスに乗る感ってのは今の職場では得られないよなぁ。

ProductName ドラッカー名著集1 経営者の条件
P.F.ドラッカー
ダイヤモンド社 / 1890円 ( 2006-11-10 )



多分、三島とか裾野に住んでいたら、文句ばっか言って本社に異動願い出したりとかそういうセコイ手を使う事を考えたんだろうけど、富士にはf-bizがあるし、静岡にはSOHOしずおかもあるし、そういう人達の働き方を聞いてると前向きに生きないといけないなと。

もっと自分自身や家族や社会を大切にした働き方を選択したいと思った。

賛美歌(または自分を讃える歌)

卑怯者

ProductName 裏界線
タテタカコ
バップ / 1901円 ( 2005-02-23 )


gabriel

ProductName What Sound
Lamb
Polygram UK / 1641円 ( 2001-12-11 )


あともう一回だけ

ProductName J
RATN(Riow Arai+Tujiko Noriko)
disque corde / 2294円 ( 2005-08-20 )


pearls

ProductName Love Deluxe
Sade
Sony / 991円 ( 2000-11-23 )


富士市立図書館の検索システムをFireFoxの検索バーに組み込む

最近はコンピューター関連書籍とかビジネス本ばかりではなく、名著と言われるものも読むようにしてるので、図書館においてあるんだったらそっちで借りるし、なかったらamazonの中古を漁る。

前から何度か書いてるけど、やっぱり図書館の検索システムは使いづらいので検索バーで使えるようにしといた。

理由がよくわからないけど、図書館の検索システムのフォームには、隠し属性が入ってたり、余計な属性が入って、どれが必須なのかわからないので、Live HTTP Headersで通信を眺めて属性を付けたり削ったりして要不要を確かめる。

結局下のURLに検索語を足してGETすれば結果が返ってくることがわかった。

http://library.fujishi.jp/opw/OPW/OPWSRCHLIST.CSP?DB=LIB& SID=9796868_4d36e5sG00_61143&PID2=OPWSRCH1&MODE=1&LIB=&FLG =SEARCH&opr(1)=OR&qual(1)=MZTIKEN&text(1)=

あとはこれをReady2Searchの「検索ワードの前」っていうフォームに入力して作成すればOK。左下のOpenSearch プラグインってのをクリックすればインストールされる。

amazonで本を探しているときに書籍名をハイライトして右クリックすれば検索できるし、検索バーにドラッグしても同様に検索してくれるので便利。

11.07.01 追記

SID変わってた。というかアクセスするたびに変えるようにしたのか、、、ロボット避けかな?そんなしょうもないことする暇があるんだったら、もう少し使いやすいインターフェースにして欲しいなぁ。

DB=LIB&SID=9817661_4d3op6F500_77984&PID2=OPWSRCH1&MODE=1&LIB=&FLG=SEARCH&
opr%281%29=OR&qual%281%29=MZTIKEN&text%281%29=perl&opr%282%29=AND&
qual%282%29=MZAU&text%282%29=&opr%283%29=AND&qual%283%29=ZPB&text%283%29=&
LOCAL%28%22LIB%22%2C%22SK51%22%2C%22ALL%22%29=on

gitでcommitしたらsphinxのmake htmlが走るようにする設定

うちのサーバー(これとかこれ)も同じような構成でGit管理しているので、@ Git で集中リポジトリーに push したら、自動でワーク・ディレクトリーにも反映させるを見ながら、git pushしたらそのまま公開できるようにしたら快適。

ついでに、Sphinxで管理している文書もcommitしたらmake htmlするようにしてみた。

cd .git/
cd hooks/
cp post-commit.sample post-commit
vim post-commit

post-commitにはmake htmlって書いておくだけ

1
2
3
#!/bin/sh

make html

これでOK

余談だが、本読んだけどpost-update post-receiveの違いが分からなかったので後で調べる。

ProductName 入門Git
濱野 純(Junio C Hamano)
秀和システム / 2310円 ( 2009-09-19 )


本をまとめ買い

ボーナスが出るので、色々本を購入。

ProductName 達人に学ぶ SQL徹底指南書 (CodeZine BOOKS)
ミック
翔泳社 / 2520円 ( 2008-02-07 )


ProductName SQLパズル 第2版 プログラミングが変わる書き方/考え方
ジョー・セルコ
翔泳社 / 2940円 ( 2007-11-02 )


ProductName 分析力を駆使する企業 発展の五段階
トーマス・H・ダベンポート
日経BP社 / 2310円 ( 2011-05-26 )


ProductName 継続的インテグレーション入門 開発プロセスを自動化する47の作法
ポール・M・デュバル
日経BP社 / 3360円 ( 2009-08-06 )


ProductName 「新しい働き方」ができる人の時代
セス・ゴーディン
三笠書房 / 1470円 ( 2011-07-01 )


ProductName ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニック

オライリージャパン / 2730円 ( 2011-05-14 )