煽り度高めだけど、割と遠くない未来から振り返ってみると本書の内容は正しいんだろうなぁと思える。オープンイノベーションだって突き詰めていけば技術をもったベンチャーではなく、独自の才能をもった個人に行き着くわけで。均質な労働力を抱えるというビジネスモデルにロックされた今の企業は崩壊していくんだろうなぁと思うわけです(自分のいる業界も含めて)。
マルクスによれば無産階級(労働者)と有産階級(資本家)に分けられるのだけど、最近は無産階級の人も生産手段を持つようになった(知識資本)わけで、最近だと信用それ自体が資本(ウッフィー)だという考え方もあるようですな。
結局、資本とは何か(今後は何になるのか?)ということを考えながらその資本を効率よく増やすということを考えないといけないよなぁと思ったのであった。
- 今は固定費を抱えた組織に頼むよりも、柔軟に動ける個人とつながれるほうがよほどスピーディに仕事が動く
- 近年、仕事のあり方は「小さな貢献」と「細分化」という考え方で変わってきた
- 学校は「教えるべきことを教える」だけ
- 現在、大きな価値を持っているのは、知識に基づいて優れた判断が出来る人
- 平凡な人ができるような仕事に興味を持たない
- 情熱を持っている人が対象を見出す
- 必死に働いたかどうかではなく、どんな価値を生み出して、どれだけ人に伝えられたか
- 創作物は、形になって人に届いた時点で価値が生じる
- 人の3つの状態「わからない、行動、完了」
- 実行はさらなる実行につながる
- 上に立つ人間がチームワークという言葉を口にするときには、要するに「いわれたとおりにやれ!」といっているのと同じ
- 想像性を発揮しよう