02082012 work
私にとっては生産管理力強化の夏です。
大きな観点で理解するには、この本が一番良かった。上にプレゼンする時には本書を参考に大きな視点から個々の案件に持っていくのがよいかな。
バリューストリームの視点から見るということは、個々のプロセスではなく、大きな絵のもとに取り組むということであり、また、部分最適ではなく、全体を改善するということを意味します。
モノと情報の流れとは、一枚のコインの表裏です
バリューストリームマネージャー
機能別分業から脱却するためには、製品ファミリー毎のバリューストリームの流れを理解し、それを改善することに対して責任を持つ人が必要です
バリューストリームに責任をもっているヒトのことであり、創薬系でいえばプロジェクトリーダーにあたるのかな。でも、バリューストリームは工程をまたいだ生産性のことだから結果にしか責任を負わないプロジェクトリーダーはちょっと違うかな。そういう役は見当たらない。
幾つかのリーン指標
- サイクルタイム
- VAタイム: お客様が喜んでお金を払ってくれるような付加価値を実際に製品につけている作業時間
- リードタイム
一般に
VAタイム<サイクルタイム<リードタイム
VAタイムっていうのがピンと来ないが、サイクルタイムの作業時間のうち、製品として役に立った価値を付加した時間のことらしい。
創薬系だと定義されたクライテリアを超えた(価値のある製品をつくった)時間を割り当てればいいのかな?そうすれば無駄なものばっかり作っているプロジェクトはVAタイムが下がるからね。
本書の初めの部分で述べたように、バリューストリームの改善は、本来、マネジメントの責任です
これは正論だけど、研究者をマネジメントにあげるような今の製薬会社の方式だとこういうあたりを学ぶフェーズなんかないからなぁ。難しいですね。