blosxomのアーカイブをSQLiteに入れた

blosxomで書いてた2004年位からの1200くらいのエントリを取り込んでおいた。SQLite便利。山登りとスノーボード再開したいなぁ。

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金融危機後の経営、経済、政治、新興国、技術、環境、イノベーションをめぐる新しい現実とは何か?

28の論文がまとめられている。何人かの著作は読んだことがある(行動経済学とかスモールワールドネスとか)

株主資本主義ってのはどうなるんだろうねー。

  • 何故過去の労力(資本)が、現在の労働力(社員)よりも優先されなければならないか?
  • 株主資本主義はもはや社内の共感を呼ぶ考え方ではない。

っていう問いかけが非常に印象的であった。労働力は結局商品だからいいとして、知識資本はやっぱ自分のものであって、それに対応する対価はあっていいと思うんだよなぁ。成果主義とかはやはり自分の中では納得できなくて、自分の労働力の値段付けは自分で行いたいと思うのですよねー。

ProductName 大前研一の新しい資本主義の論点
大前 研一
ダイヤモンド社 / 1680円 ( 2010-08-06 )


  • 行動経済学によると、共同作業には人間関係や機能の面で多くの利点があるものの、倫理にもとる行動が生じやすい
  • 経済回復でなく新しい経済を発明する
  • シルバー市場
  • フロンティアとは、場所を意味するのではなく、その境界が広がったり狭まったりすることで、人々や組織がこれに適応し変化するプロセス
  • 流動化が高まれば高まるほど、ロケーションの影響力が決定的になる

資本主義経済では労働者は剰余価値を生み出して資本家に貢いでいるということ

資本主義経済での資本家と労働者の関係をストーリー仕立てでわかり易く解説している本。マルクス経済学に立脚している本かな。

途中奴隷とサラリーマンは何が違うのかっていう話が出てきたがそこは非常に勉強になった。自分の中で社畜っていう言葉の定義がはっきりした(TODO:草を生やす)。

ProductName サラリーマンだから貧乏ですが、なにか?
大村 あつし
PHP研究所 / 1365円 ( 2009-12-22 )


  • 労働には二面性があるので、これは商品である。
  • 貨幣は商品ではない
  • 商品の価値は消費すれば目減りする
  • 労働力の使用目的を消費することが労働
  • サラリーマンは「労働力の回復」のために給料を得ているにすぎない

最後、サラリーマンという生き方は幸せかどうかに触れているけど、無難なオチで終わっている。資本主義はいずれ終焉を迎えて新しい社会が来るだろうという話にはなっていて、参考書籍にネクスト・ソサエティが挙げられていた。

研究所などで流行りの、オープンイノベーションとか社内ベンチャーのことなどもあわせて考えると、資本の価値が知識(資本)に移りつつ、有能な人材はマイクロな知識資本家として振る舞っていくのかな?と思う。商品としての知識労働から属人性が離されて剰余価値は生み出しにくくなっていくんだろうなと思う。

そういう自分の為に働くという生き方のほうが好きだな、と最近強く思う。

自分ブランドとは要するにセルフプロデュースってことでしょ

熱く生きろというメッセージしか伝わらなかったかな。

ProductName 自分ブランドの教科書
藤巻 幸夫
インデックス・コミュニケーションズ / 1575円 ( 2007-12-14 )


  • 野心を否定しない
  • 仕事のコツは盗むもの、というのは絶対的に正しい
  • 意識的にミスマッチの世界を行き来しよう
  • 人からの頼まれごとはその場ですぐ決断しよう
  • マイナーチェンジを繰り返す
  • コラボレーションの力を身につける

ドラスティックな変化を嫌う脳という器官を如何に従わせるか

人生において、一瞬一瞬の可能性を引き出すことほど重要な仕事があるだろうかと締めているように、短い時間をどのようにマネジメントしていくかという話。

脳の習性(つまり変化を嫌う)に背かずにうまく自分をコントロールしていこうという内容で、かなり面白いです。経験則に照らし合わせても、なるほどと思うことが多い。

自分に厳しくすれば成功するというのはつくり話で、実際には脳の抵抗を招くだけだというのが本書の主張。

ほめあう組織が成功するっていうのも、単なるポジティブシンキングというよりは、脳の性質をうまく使った科学的な根拠に基づいた組織マネジメントなのかなぁと。

色々つながったので個人的には満足の一冊だった。

ProductName 脳が教える! 1つの習慣
ロバート・マウラー
講談社 / 1365円 ( 2008-07-05 )


知人に「ジム通いを習慣化させるために最初はお風呂に入りに行くのからはじめた」という話をしていた人がいて、なんだよそれ?とか思っていたんだけど、本書を読んでなるほどなぁと感心した。

  • 質問は脳を目覚めさせ、喜ばせる。
  • 相手を尊重して、たとえ、その態度や答えをこちらが既に理解していると思っても、きちんと聞く
  • リバウンドはなぜ生じるのか
  • チョコレートは食べる。だが最初の一口は捨てる

ネクスト・ソサエティ

なにげにドラッカーを読むのは初めてだったりする。経営者が読むもんだと思っていたので。

社会がどう変わるかという話ですね。モチベーション3.0なんかが語っている世界に近いです。

継続的に学習、教育の必要な社会になるのは間違いなく、知識労働者の資本とは知識そのものであり、知識社会と知識経済においては知識が主たる生産手段だと。

知識労働者として生きていくには3つのことを自答する必要がある。

  1. 自分の強みは何か、どのような強みを発揮できるか
  2. 何を期待してもらいたいか、いつまでに結果を出せるか
  3. そのためにはどういう情報が必要か

ProductName ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる
P・F・ドラッカー
ダイヤモンド社 / 2310円 ( 2002-05-24 )


  • 成熟産業に対する保護は無効
  • 鉄道が生んだ心理的な地理によって人は距離を克服し、eコマースが生んだ心理的な地理によって人は距離をなくす。もはや世界には一つの経済、一つの市場しかない
  • 製造の力では製品を差別しきれない
  • たとえ世界一の研究所を持っていたとしても、業界の景色を変える技術や製品は出てこない、研究所は内側を向いているから
  • 命令や管理の時代は終わった
  • イノベーションとは、市場に追いつくために自分の製品やサービスを自分で変えていくこと
  • 雇用関係は与件であってメンバーは変えられない。したがって、成果をあげるのは指揮者の対人能力
  • 高齢化よりも少子化のほうが問題だ

正社員は危ないという話

65歳まで定年引き上げが議論されてるってことは、僕らの時代には70近くまでいくんじゃないかなぁ。そもそもリタイアメントできるっていう保証があるからサラリーマンに意味があるわけであって、死ぬまで働き続けるのを前提でサラリーマンを選択するってのは超ハイリスクだよなと思う。

この本は、ファクトをつかむにはいいけど、基本的に如何に雇用されるかということに論点をおいているので処方箋としてはいまいちかな。サラリーパーソンとして勝ち残るためにどういう努力が必要かなぁと知りたい場合には読めばなんか得るものはあると思う。

ProductName 正社員は危ない! "リストラなう"を生き抜く方法
尾方 僚
朝日新聞出版 / 1470円 ( 2010-10-07 )


  • 転職マーケットでは、管理職といえども実務経験が重視される
  • 建前では「能力次第で、若い人に仕事を任せる」といいながらも、組織の実態は年功序列を中心にすえた力学で動いている
  • 本来会社に入ることはキャリアのスタート
  • ポジションよりもロールを求めて転職する
  • 今の会社を離れるということについてネガティブなコメントはいっさいしてはいけない
  • 出る杭になる
  • いま辞めさせられても一年はゆとりをもって暮らせるマネーを用意しておく

今年の梅酒

二年ぐらいご無沙汰してた。

今年は定番の黒糖焼酎の他に泡盛を入れてみた。すべてヨコゼキで購入

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個人的には春雨(泡盛)がどうなるかが楽しみ

成長力

純度の高い自己啓発本だった。高すぎ!

ころっと傾倒するくらいが成功すんのかな?

ProductName D・カーネギーの成長力

創元社 / 1260円 ( 2010-09-16 )


  • まずは、起こりうる最悪の事態は何かを自問しなさい。そして、その最悪の事態を受け入れる覚悟をする。それから、その最悪の事態が少しでもましになるような努力をする
  • 目標に集中する

小さな失敗はいい経験だと思うのでそういうチャレンジはたくさんすべきだなぁと思った。