「フェア・トレードを探しに」を読んだ

フェアトレード自体にはあまり興味があるわけではなかったのだけど表紙がなかなか良さげだったので読んでみるかなと。ちょっとだらだらとあって読み疲れた章もあったが一通り。今の仕事のやり方に重なるものがあるかなと思った。

ProductName フェア・トレードを探しに FAIR TRADE TRAIL
三浦 史子
スリーエーネットワーク / ¥ 1,995 ()
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  • インドの茶園のシステム
  • サスティナブルな価格とはなにか
  • よその土地のことは、そこの人達に任せておけばいいという考え方では、今の世界経済の影響の及ぶ範囲を考えてありえない。
    • よかれと思って介入するのが開発援助
  • フェアな価格とはなにか?
    • 最良の実践モデルができてみないとわからない
    • 持続可能性のある価格付け、つまり取引するもの同士が疲弊しない
  • こんなものが世の中にあるべきではないと言う前に、どうしてそのものが存在するのかというところから、時代や社会をみつめる必要がある

今の成果主義とかって、焼畑農業みたいなもんだよなぁと。ちょっと力の入れ具合を間違えると、小作人としての労働者は疲弊してしまうよ。さらに、人事に関しても最良の人事モデルというものができてみないとフェアな給料なんてわからんしな。あと、持続可能性のある職場作りとか叫ばれるころにはすでにその職場はぼろぼろでなんも生えてこない的なとこも一緒だなぁと。

「地方発信型ビジネスモデルの作り方」読んだ

僕の理解力では何が地方発信型なのかわからなかった。書いてあることが当たり前すぎて、あまり参考になるところはなかった。色々と考えた結果、地方のあまりそういうこと知らない人達にむけてのセミナー内容としてはウケるのではなかろうか?という結論に至った。

ProductName 地元にいながら都会に負けない、地方発信型ビジネスモデルの作り方
上野 真歳
明日香出版社(発行:クロスメディア・パブリッシング) / ¥ 1,575 ()
通常24時間以内に発送

感想としては星二つの人達といっしょだなぁ。

「ワークライフシナジー」読んだ

ちょっと前に、会社の裁量労働に関するワーキンググループに入れられてた。そこでの議論は正直僕にはあまり参考にならなかったけど、ワークライフバランスとか持続的な働き方、生き方というのものに目を向ける良い機会にはなったと思う。

里山ビジネスでも感じたが、この本ではワークライフバランスとは両者を天秤にかけてバランスをとるのではなく、お手玉をやるようにボールをジャグリングする感覚でバランスをとるのだと。さらに仕事と生活というものは本来切り離されるものではなく、双方の充実がシナジーを伴ってどちらにもいい影響を与える様にすべきだろうという主張。すばらしい。

ProductName ワークライフシナジー―生活と仕事の〈相互作用〉が変える企業社会
大沢 真知子
岩波書店 / ¥ 2,310 ()
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  • 長い労働時間がより多くの成果を生み出す訳ではない。むしろ仕事と生活をうまくブレンドしたほうが生産性が上がる
  • 仕事人間は過度に会社に期待している、会社も期待しているだろうという思い込む
  • 生きること(living)と存在していること(existing)は違う
  • 働きかたを選べるようになるためには、まず自分のスキルを磨く
  • 少子高齢化で人口減少の社会では終身雇用は機能しない
  • 効率の良い働きかたの延長線上に豊かな発想は生み出されない、生活にゆとりがないとあたらしいアイデアはうかばない
  • 非正規労働者が増えると技能の継承ができないという危機感を抱くひとが増えてくる
    • これは経験した
  • 現在求められている成果量は長時間残業を前提として決められている
  • 時間、人生、自分自身についてのパラダイムがこの問題をつくりだしているのではないだろうか(p.224)
  • 足るを知る(Enough is enough)

僕の場合は何年も前から(ヒトを育てるとか技術を継承するということを前向きに考えて)欲しいと訴えていたにも関わらず、(結果として)技能の継承に関して梯子を外された感じになってしまった。あと、インフラでいくつか必要性を感じるものがあったのだけど、手が空かなくてやれないという状況に陥ってしまった。で、上司が変わったタイミングで、そういった継承が必要な仕事はもうやらない(やるなら技術継承に前向きな他の会社に移る)と宣言してしまった。

という感じで今はこの会社にとって必要だと感じているインフラ周りの仕事ばかりしているのだけど、そういった成果物が上司の成果にもつながるというwin-winな状況なのでうまくやっていけている。でも、そろそろインフラも一通り出来上がったのと、平行して動かしていた大きいタスクをこなしたので、次にどういうことをやろうかなぁと。

ビジネス頭を創る100の難問

ビジネス頭ができるかどうかはわからないが、パズルの本としてはなかなか面白かった。

U隊長が入院している間ずっと娘と一緒にいたのだけど、あれで遊べとかこれ描けとか自分の時間がほとんどない。なのでこの本を開いてはパズルを一問頭に入れて、お絵描きしたり折り紙をしたりといった細切れタスクと平行して問題解いてた。普通のビジネス本だと一時間もかからずに読み終わってしまうのに対して、パズル本は4,5日は持つのでお得感あり。

ProductName ブレイン・ティーザー ビジネス頭を創る100の難問
ジョン・ケイドー
ディスカヴァー・トゥエンティワン / ¥ 1,575 ()
通常24時間以内に発送

  • Q07 シャワーカーテン
    • ホテルのシャワー室でシャワーを出すとカーテンが寄ってくるのでなんでかなーとは思ってた。
  • Q45 汚染された錠剤
  • Q48 不確かなカード
    • 論理パズル
  • Q60 トーナメント試合
  • Q61 導火線を燃やす
  • Q70 カップに入った珈琲と紅茶
  • Q80 同じ誕生日のヒトが二人いる確率
  • Q92 小売企業の経営戦略

「革新的ソフトウェア企業の作り方」を読んだ

成果主義とか裁量労働なんかはどこも採用していて、会社に属していたとしても、個人事業主みたいな性格を帯びているし、そういう意識で仕事していないと色々とモチベーションが保てないことが多くなってる。

という状況なので、自分をindependent software vendor(ISV)として見た場合に読んだら参考になることが多かった。

ProductName Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方
Eric Sink,エリック・シンク
翔泳社 / ¥ 2,940 ()
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  • 今日の主要なソフトウェア会社の大きさと成熟度を考えると、ある種のマーケットポジションは、どのような現実的な意味においても手に入れることはかなわない
  • 良いコミュニケーションは80%聞いて20%話す
  • アイデアには価値はない。本当の価値は実施することでもたらされる

「READING HACKS!」を読んだ

副題に「読む」技術と習慣と書いてあるけど、心構え的な内容。最近の読書術系のビジネス本を分かりやすくまとめた感じ。レバレッジリーディングを読んだことがなければ面白いかも。

  • 「学ぶ意思のあるヒトはどこでも学ぶことができる」
  • 中途採用は極端にいえば企業サイドは「職種的専門技能」を買うこと
  • 転職でセカンドキャリア形成という考えは甘過ぎ
  • ブログを個人データベースとして利用する
  • ブックストッパーは必須
  • 僕も愛用

二個ないと困るが、二個だとamazonで送料無料になる。

ProductName ブックストッパー

トモエ算盤 / 840円 ( 2004-07 )


僕の場合はコードの写経するのに必須。

「地頭力を鍛える」を読んだ

フェルミ推定の本。知識の幅と深さから軸そのものの転換が必要だと。

ProductName 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
細谷 功
東洋経済新報社 / ¥ 1,680 ()
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  • 結論から考える
  • コミュニケーションで重要なのは、自分が何を伝えたかでなくて相手に何が伝わったか
  • 仮説はとりあえずの方向。走りながら柔軟に修正する
    • 深堀が甘くなるリスクを常に意識する
  • 絶対座標(凄いヒトのすごさがわかり、だめなやつのだめさがわかる)
    • そのレベルまでは到達することが必要
  • MECE
  • フレームワーク思考

一通り読んでおくと良い感じ。僕にとってはそれ以上でもそれ以下でもなかった。

「あたらしい戦略の教科書」読んだ

先々週くらいの出張の新幹線の中で読んだのだけど、思考のボトルネックを解消しようと同じくらい面白かった。

ProductName あたらしい戦略の教科書
酒井 穣
ディスカヴァー・トゥエンティワン / ¥ 1,575 ()
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  • 現在地は客観的な事実でできていて、目的地は現在地に依存し、かつ幅のある未来のこと
  • 情報力 = 情報収集力 X 情報分析力
  • 直感的に自社のスイートスポットを考える方法は「自分の会社がなくなった場合困るのは誰でそれはなぜか」という質問に答える
    • Knockoutした場合どうなるかを考える。
  • 同僚に金をくれとせがむのがナンセンスなように、同僚に一方的に情報を求めるような態度もやはり間違っている
  • 真のイノベーションは顧客の生の声からはあまり出てこない
    • 顧客は自分の欲しいものの本質を理解しているとは限らない(むしろ理解していない)
  • 社内の反発は、商品としての魅力度のバロメーター。
  • いちいちブレインストーミングせずに、克服すれば大きな成果につながる矛盾のリストを作り、そうした矛盾の一つ一つについてアイデアを募る
  • クイックウィンのテストケースは重要
  • やめるべきことを常に探す
  • 価値観はひとそれぞれなので説得したいのであれば相手の価値観に配慮する

いわゆるビジネス本については戦略というよりは戦術に近いレベルでヒトというものを捉えるわけですな。なんというか、将棋の駒はそれぞれ特性があるが、囲碁の碁石はもっとマクロな感じで石そのものには特性がないみたいな、そんな感じ。

でも、そんな感じで考えてみるに、ビジネスってのは将棋の盤上と駒のなかに碁石が混じっている感覚なんだよなぁと思った。セルオートマトンのように碁石が仲間に囲まれることで将棋の駒のように特性を持ったものにチェンジするのかなぁ。

セミナーで発表してきた

参加した皆様おつかれさまでした。

僕はというと、反応プログラミングを使った合成系人工無脳について、話させてもらいました。職場でトークしてもレスポンスが薄くて凹むのでこういう場は結構貴重だなぁと改めて。

  • つかみをコードでってのは、ダメでしょうと同僚に言われたのでやめた。
  • かわりにはてなーになりました!とかやってみた(謎)
  • Random Forestはみんな使っているのね。僕も実際のデータでなんか使ってみよう。
  • graphical modelingとかMCMCも探索系まで落ちてきそうな予感はするのでそっちもちゃんと押さえておかないとなぁ。
  • そういえばInSilicoSpectroはどうなんだろう?職場で流してみたら華麗にスルーされたままだったので聞いとけばよかった。

ProductName マルコフ連鎖モンテカルロ法 (統計ライブラリー)

朝倉書店 / ¥ 4,410 ()
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帰りにパラパラめくってみて欲しくなったんだけど、PRMLにも書いてあるからなぁ。

ProductName パターン認識と機械学習 下 - ベイズ理論による統計的予測
C. M. ビショップ
シュプリンガー・ジャパン株式会社 / ¥ 8,190 ()
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先にこっちだな。

追記 20081107

リサンプリングの話でrandom forestはどうかっていう話が出た時に、あーそれもありかなみたいなぁとその場では思ったのですが、よくよく考えたらブートストラップサンプルで標本が重複してしまうからそれをうまいこと回避できるのかなぁ?と。

なんかいい方法あるかなぁ。あとでもう少し考えてみよう。

「Subject To Change」を読んだ

デザイン全般に関して。イントラのサービスをつくる際に参考になりそうなことが多かった。

ProductName Subject To Change -予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る
Peter Merholz,Brandon Schauer,David Verba,Todd Wilkens
オライリージャパン / ¥ 1,890 ()
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  • デザインは行為
  • 製品自体はもっと大きなシステムのインターフェース
  • デザインにおける共感
  • エスノグラフィ
  • 調査がうまくいく場合
    • 調査が「組織コンピテンシー」として扱われる
    • 調査結果が実行可能かつ永続的である
  • 顧客体験は継続的なもの
  • アイデアラボ

デザイン思考の道具箱に近いのかな

ProductName デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方
奥出 直人
早川書房 / ¥ 1,890 ()
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