03092010 work
なんとなく思ったので、書いておく。
PDCAサイクルってありますね。Plan - Do - Check - Actionというあれです。
創薬もアジャイル開発なのでPDCAをどんだけ早く快適にまわすかってのは重要なわけです。
創薬的にはこんな感じ
- P: 合成計画を立てる
- D: 合成する
- C: アッセイする
- A: 分析する、解析する
- P: (解析結果をもとに、よりより)合成計画を立てる
個人的には量子化学的な手法をSBDDに組み込むっていうのが興味があって色々やっているわけですが、ああいう手法って解析の部分には非常に貢献する(見えなかった相互作用が明確に理解できたりとか)のだけど、じゃぁ、その知見を「合成計画に反映させる」となると、とたんに難しくなったりして、結局、解釈で終わってしまうことが多々あるわけです。
僕自身は、そういうことを積み重ねていって段々とPlanのほうにも貢献していくようにノロマなプロセスを踏むしかない(というか踏む)のがいいのかなと思っているのだけど、成果主義的な観点だと「結果的に貢献してないから何もしてないと同義」的な扱われ方をしますよね。
と、よくある成果主義批判っぽいことを書いているだけなんですけど、それがダメっていいたいわけじゃなくて、そこんとこをうまくバランスとっていく術ってないのかなぁと。
そういう例が知りたい。