好きとか嫌い以前にどういう対話方法がいいのか全く見当がつかなくて困っている同僚がいる。
大抵精神削られてムキーってなって後からムキーってなったことにたいして反省しつつ、自分の怒りポイントの原因はなんだろうと考えているのだけどよくわからないのよね…
- 相手:「すいません。この見積って私が取らないといけないんですか?」
- 私:「担当はあなたのはずだからそうですよ」
- 相手:「だけど、でも… 云々かんぬん(違う話題に伝染る)」
大体の流れはいつもこんな感じで「だけどでも…」を枕詞に会話が発散するパターン。一度このループにハマると大体30分は抜けられないので、自分はだんだんイライラしてくる(尚、イライラしないヒトを見たことないw)
初めて対話すると会話相手は必ず「もしかして雑談がしたいんですか?」と聞いてしまうくらい、着地点が見えない(私も聞いてしまったし、まわりもそう)ということで、このあたりのテンプレレスポンスも対話を上手くまとめるヒントなのかもしれないと考えている。
さて、今回の場合のパターンは「もしかして私に見積もり取るのを変わって欲しいのかな?」という男女脳的なテンプレではないかと思われるが、全く違う。「だけどでも」の後にあさっての方向に論点がずれる。のらりくらりと論点をずらしつつ、お互いの着地点を目指そうと営業系のヒトがよくやるやりかたとも違う(あれは意図がわかりやすいのでそういうゲームだと割りきってお互いの着地点を探すのでやりやすい)。
なんとなくゲームに例えるとたけしの挑戦状が近いのかなとw。
結局何がしたかったのかわからないまま私の怒りゲージを振りきって対話を打ち切ってしまったのは「具体的にどうしたいんですか?」という問いに対し抽象的な答えしか返してこないという無意味なループに陥ってしまったから、別の同僚が会話を打ち切る助け舟を出してくれたから20分くらいで開放された(感謝)
尚、他人の会話で強烈に残っているのが
- 「この資料のここの件なんだけどさー」
- 「まだ読んでないからわかりません」
- 「だけどでも… ここってどうなんですかね?」
- 「まだ読んでないからわからないって言ってるでしょ」
- 「だけどでも… ここってどうなんですかね?」
- 「だから、まだ読んでないからわからないって言ってるでしょ」
- 「だけどでも… どう思います?」
- 「怒」
こういうのって何を期待しているのかよく分からなくて、普通の対話に慣れていてその延長で相手を理解しようとするとストレスかかるんだけど、こういう場合の対話の正解ってどうするのがいいんだろうか?
一応、サイエンティフィックまたはビジネス会話ですw
安西先生、怒らない対話方法が知りたいです☆
- (疑問形に対して疑問形で答えるということはやってみましたが意味なかったですw)
- (YES,NOの簡潔な答えに対しても「だけどでも」と会話を続けようとしますw)
追記 151115
色々意見を頂いてなんとなく自分の中でまとまってきました。
会話のテンポが(彼にとって)早過ぎるのでは?
そういえば、ゆっくりそして丁寧に論理を積み上げる会話を上司がしたことがありました。それを傍から眺めていたわけですが、結果としてその手法は失敗で最終的にイライラしてましたw 誰が見ても主張と主張の間に矛盾が見られるのに認めない、「それはそれ、これはこれ」で自分の中で片付くみたいなのでループした。だからそういう丁寧な積み上げは無駄な感じです。
そういうあたりから察するに、彼は自分の主張全体の整合性には無頓着で、近視眼的な正当性のみにしか注意を払えない性格なのかなぁと。
別の例を挙げると、仮に上司の決済を通そうと資料を作る場合に、普通は上司の立場に立った場合にどういうあたりを攻めれば通せそうかな?と考えを巡らせると思いますが、そういうの苦手というか100%できない(自分の主張しかできない)感じでした。
と書いて、「相手の意図とか全く考えないヒトなんだ」と気づいたw
確認しながらやる
リプライいただいた(あざっす☆)
「〜さんは私に〜について聞きたいのですね?」「いま別の話題に移りましたね?さっきの話題についてはもう良いのですか?」っていちいち確認しながらやってるなあ。
そうそう、このパターンはやったことがあって「忙しいから要点をまとめてメールで送ってもらえませんか?関係者にCcつけて」という感じでやったことがあるんだけど、「だけどでも…」で会話を続けようとしてブチ切れてからやってないけど、こういう会話の仕方は試したことないから今度試してみよう。
でもこれってHTTPのプロトコルみたいだよなw 彼はステートレスだと考えればいのか… と書いておいて、ブチ切れポイントは「お前コンテキスト、無視すんなよ…」っていうあたりが9割超えているということに気づいた。
ちょっと腑に落ちたので、今度試してみる☆