今日はちょっとAIに関する発表をしつつパネルディスカッションに行ってきましたが、色々面白かったので書いておく。
要するにAIっぽい仕事をしている人間を集めてショートトークさせた後、パネルディスカッションするっていう構成だったんだけど、パネラーの中で手を動かせて深層学習、機械学習をわかるのはわたし一人で、残りはネットか本かで知識吸収っていう人たちばかりだったのでパネルディスカッション正直めんどくさいなーとしか思っていなかった。あとは事前打ち合わせなしのガチンコパネルディスカッションだったのでドキドキ感はあった。
最初の質問がいきなり「AI人材を育成するには?」という直球の質問で、私が最初の回答者に指名されたので、うっかりナイーブに「機械学習とか深層学習を学んで後はドメイン知識があればいいんじゃないですかね?」というアホな回答をしてしまった。残りのパネラーもわかってない感じの返答していたけど最後のパネラーが「マインドチェンジする必要があるんじゃないかな」みたいなことを言っていて、「ほう!」となった。これはあーなるほど面白いなと。
で、次の質問が私的にはキタのだけど、それは「AIは結局のところ差別化できない方向にすすむので当社の強みにならないと思うのだけど?」という質問でこれは非常に考えさせられた(5秒位w)。で、私が答えたのは「AIは確かに普遍化して差別化ポイントにはならないでしょう、それは技術でツールだから。でもその技術を以て何を為したいのかにオリジナリティがでるのでは?」という返しが出来て、私は実は賢いんじゃないかと思いました。ついでにすかさず先の「AI人材育成質問」を引き合いに出して「うちのチームは1年半前までは深層学習とかできなかったけど、何を為したいかがはっきりしていたから短期間で成果をだして、今は全員当たり前のように毎日ディープラーニングして課題解決しています」というようなアピール出来たので良かった。でもちょっと持ち上げすぎたので、成果よろしくお願いしたい。
あと全然関係ないけど、いい研究しても伝わらないと意味がないので、伝える努力もしたほうがいいかなと思います。よっぽど発表慣れしている人でなければ資料とかポスターのver. 5までは下書きです。査読者のコメントに熟慮を重ねないといけません。学会ポスターなんて多面最適化と一緒であっちの文言帰るとこっちの文言の整合性が取れなくなるし、図をいじると他のデザインとの整合性がとれなくなるので、納得いくまでいじるもんじゃないかなーと思っていたのだけど、こっちの会社に来てみなさんサクッとドラフトっぽいものを印刷出すのでそういう文化なのかなーということで納得しようとしていたら、帰りに一緒に飲んだ同僚(今日の発表資料をさんざん直された)に「そんな文化ないっすよ!」って言われたので書いておきます。
ver. 3で諦めて印刷にまわすのはスラムダンクの三井以下やぞw
今日思いついた一番の名言やと思いましたw
それから前の会社でみんなで心がけてた標語を思い出したのでこれも書いておきます。
「理解されてアドバイスもらえるのがベスト、わかってもらうのがベター、わかった気にさせるのがマスト」
まぁそんな感じです