「グランズウェル」を読んだ

企業から見た、ソーシャルテクノロジーとそれらをどう扱うかに関する本。企業の事例がたくさんあって参考になる。僕自身はマーケティングとか関係ないけど、イントラにSNS,wiki,blogあたりを根付かせようと色々チャレンジしてたりするので、学ぶところが多かった。読み物としてももちろん面白かったけど。

本書は著者らと数百人のクライアントとのやり取りと、数千時間に及ぶコラボレーションや 分析作業から生まれた。その目的はただひとつ---あなたが、テクノロジーの変化の波に 圧倒されることなく、ソーシャルテクノロジーが生みだす世界を航海できるよう支援する ことだ。どのようにビジネスに活かせるか、収益を上げ、あるいはコスト削減を実現し、 そして顧客とのエンゲージメントを強めているのか、事例に基づいて解説する。さらに、 実用可能なROI(費用対効果)のモデルも提供している。

企業がコントロールできない状況で個人がよりパワーを持つことを脅威と捉える企業も 少なくない。しかし、企業にとって、本当は個人と深い関係を築くための絶好の機会に なるのだ!さあ、グランズウェルの世界にようこそ。

ProductName グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略
シャーリーン・リー,ジョシュ・バーノフ
翔泳社 / ¥ 2,100 ()
通常24時間以内に発送

  • グランズウェルとは社会動向であり、人々がテクノロジーを使って、自分が必要としているものを企業などの伝統的組織ではなく、お互いから調達するようになっていることを指す。
  • ソーシャルテクノグラフィックスプロフィール
    • Creators: ブログ書いたり、投稿したり
    • Critics: コメント書いたり、レビューだけ
    • Collectors: ソーシャルブックマーカー
    • Joiners: SNS参加だけ
    • Spectators: 単なるリーダー
    • Inactives: 上のいずれにも参加しない人
  • アルファ・マム
    • アルファなマム

今年は山に登りたい2009

山を垂直に登る的な達成感はなんともいえないものがあるのだろうけど、一方で、ゆるゆるとしたハイキングコースのような登山道を、木々や花、小動物の営みなどを楽しんだり愛でたりしているうちにいつの間にか登っていたという道もあると思うのだ。

螺旋階段を自分のペースで登っていっても、(それが自分にとって必要なマイルストンであれば)必ずたどり着くと思うんだよね。

避けなければいけないのは、結局たどり着かなかったという結果だけであって、鍛えなければいけないのはどの道を通るのが自分にとってベストかという判断力(直感?)なのかなぁと思ったのであった。

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

レバレッジのひとの本。1000円というお手頃価格な割にはいいことがたくさん書いてある。

ProductName 面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
本田 直之
大和書房 / ¥ 1,050 ()
通常24時間以内に発送

  • 「出来ない理由」を考えない
  • 「変えられないもの」に執着しない
  • 運をあげない
  • 使えるアイデアと使えないアイデアの違いは「客観的な検証が加えられているか」
  • 時間を節約するためにお金をかけてもいい
  • しっかり眠る
  • 相手を変えようとしない
  • 仕事の判断基準は「成果」になるのか

あと、愚痴らないというのもあったのだけど、僕には無理そうです。愚痴というよりは現状の不満をぶつくさと言うのだけど、それって自分にゼンマイ巻いてるようなもんなので。なんつうか不満があるから、より良い方向にもっていこう的な、そんな感じの。 常に前向きってのはノーモーションからパンチを打つような気がするのです。発勁ってのは気が充実してないと打てないですよね。

ProductName 闘将!!拉麺男 コンプリートDVD【初回生産限定】

TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) / ¥ 36,750 (2009-03-21)
近日発売 予約可

離散数学「数え上げ理論」

面白そうだったので買ってみたら、面白かった。

ProductName 離散数学「数え上げ理論」 (ブルーバックス)
野崎 昭弘
講談社 / ¥ 1,029 ()
通常24時間以内に発送

予備知識のいらないやさしい問題で分割数、フィボナッチ数、カタラン数に触れたあとには、数え上げ理論の三種の神器である包除原理、差分方程式、母関数の理論を紹介。その奥深い魅力が、充分に味わえる。

最初のほうはコンビネーションとかのクイズっぽくはじまる。で、確率とか計算して、賭博の仕組みを解説しつつ、上の包除原理とかやって、最後群論のさわりまで。結構テンポよく進む。

奇数の和は正方形(平方数)になる話とか、子供が大きくなったら偉そうに語るネタとしてストックされた。

「京都型ビジネス」を読んだ

持続可能性とかそっちに通じるのかな。フェアトレードとかじゃなくて、文化、伝統の継承としての持続可能性みたいな。

ProductName 京都型ビジネス―独創と継続の経営術 (NHKブックス)
村山 裕三
日本放送出版協会 / ¥ 966 ()
通常24時間以内に発送

菊乃井の話がよく出てくる。露庵また行きたいなぁ。

  • 文化の芯
  • テクノロジーの中に伝統の技を入れ込む
  • 文化が競争力
  • 京都は人に尽きる

週末読んだ本

金魚生活

ジャケ買いみたいなもん。

ProductName 金魚生活
楊 逸
文藝春秋 / ¥ 1,400 ()
通常24時間以内に発送

最後のオチがそう来たか、みたいな。芥川賞作家なんだと読み終わってから知った。

IT達人の仕事術

その当時の技術みたいな。

ProductName IT達人の仕事術

ブックマン社 / ¥ 1,400 ()
通常24時間以内に発送

一方で今読むと、ライフハックのコモディティ化もすごいなぁと。

バカな人事

あんま面白くなかった。

ProductName バカな人事 なぜ御社の人事は社員のやる気を失わせるのか?
中村 壽伸
あさ出版 / ¥ 1,470 ()
通常24時間以内に発送

働いた報酬とそのシステムっていう視点がね。自分の労働力を幾らで売るかっていう視点じゃないとこれからダメなんじゃないかなぁ。前者の視点であーだこーだとこねくり回しても難しいんじゃないかなぁとは思うんだけどなぁ。

「繁盛商店街の仕掛け人」を読んだ

途中で読むの飽きたので、拾い読みっぽくなったけど。

ProductName 繁盛商店街の仕掛け人―街に人を呼び込んだ全国成功事例20
鶴野 礼子
ダイヤモンド社 / 1680円 ( 2008-11-14 )


コミュニティ系の話しが多かったけど、上乃裏商店街の

  • 下手に組織化して協調するより、それぞれが切磋琢磨して競い合って頑張ってもらえばいい

っていうやり方がこころに残った。

出来る範囲で、永くこのブログをネット空間に漂わせ続けて欲しい

TOBYO開発ブログから目に留まった一文。

僕だったらjoyrideが真っ先に思い浮かぶなぁ。

1995年以来存在し続けてるってのがすごいね。

残すための仕組みってのも必要なんだとおもうんだよなぁ。P2Pみたいな仕組みで常に複製をつくりながら漂うってのがあればいいのにねぇ。

「ビジネスプロフェッショナルの仕事力」を読んだ

インタビュー集

最初の三人(御立尚資,本田尚之,勝間和代)が面白かった。このうち後ろの二人は本読んでるから、大体言ってることはわかった。

ProductName ビジネスプロフェッショナルの仕事力
岡島 悦子,日本経済新聞デジタルメディア
日本経済新聞出版社 / ¥ 1,575 ()
通常24時間以内に発送

御立尚資

  • 企画力とヒトを動かす力の両方が大切

本田尚之

  • 時間がないから本を読めないのではなく、本を読まないから時間がなくなる

    • これは転じて「時間がないから論文を読めないのではなく、論文を読まないから時間がなくなる」
  • 半歩先にいる会社にIRの勘所を学んだ

    • これも転じて、半歩先を学ぶために論文を読むのだろう。論文を読んどけばやらなくていいはずの試行錯誤を繰り返すのは時間の無駄だろう。

石田淳

  • 結果だけをもとめてやり方を示さないのは、たとえて言うなら、マラソンのゴール地点だけを示して肝心の道順を示さないようなもの

kwout

evernoteとも連携するらしい。

後で左によるようにレイアウト変えとく。