脳には妙なクセがある

脳の仕組みを知って、それをうまく利用して効率的に仕事をこなそうというライフハックはメタプログラミングみたいで好きだ。

技術として読むなら脳が教える! 1つの習慣を読むべきだけど、進化論みたいなサイエンスも絡めたエッセイが読みたければこっちが面白いでしょう。

僕は、expressとかgit clone(最近だとcompass)みたいなスキャフォールドをとりあえず作るようなコマンドが好きなんだけど、よく考えてみると作業を始めるっていう障壁が大きく下がるからなんだろうなぁと思う。watch系も怠惰を肯定しているようで好きだしなぁ。

面倒くさくないこと以外は全て超めんどくさいっていうトートロジックな言葉がよく当てはまる気がする。

ProductName 脳には妙なクセがある
池谷 裕二
扶桑社 / 1680円 ( 2012-08-01 )


  • 脳はブランドに反応する
  • 心理表現と味覚には本質的に関係がある
  • 無意識的な学習が重要
  • 意思は脳から生まれるのではなく、周囲の環境と身体の状態で決まる
  • 怠惰思考
  • 一見抽象的に見えるヒトの高度な思考は、身体の運動から派生している

あやしい統計フィールドガイドは印象操作ガイドとしても使えそう

こういうの↓に騙されないようにしましょうっていう本。

circle graph ftv

逆にちょいとばっかし印象操作を加えたい場合にもどういったあたりを弄ればいいのか分かるので面白いかもしれない。

  • 結果を表示するのに大きさの異なるフォントを使う(最初にしめしたやつとか)
  • 時間枠をちょいちょいといじる手口(犯罪率とか)
  • 一年はおよそ50万分
  • 統計はすべて、だれかが何かを数えた結果

研究であってもこういう事態にはしょっちゅう遭遇する。主張したい結果が決まっているから、みんなそれを補強するようなデータを集めるからね。まぁグラフいじったりするのはないけど敢えて散布図を描かずにクロス集計表を作って相関があるという主張を通そうとするヒトはそこそこ存在する。

ProductName あやしい統計フィールドガイド―ニュースのウソの見抜き方
ジョエル ベスト
白揚社 / 2310円 ( 2011-12 )


コンサルタントの秘密

字が小さくぎっしり詰め込まれているので読むのに結構時間がかかる。それからなんでも「@@の法則」なんて名前をつけている。

スパークスの法則

  • いまからみると愚かとしか思えない決断にも、当時はもっとも筋の通った理由があった
  • それに一番責任のある人物がいまの依頼主本人、または依頼主の上司

深いことが書いてあるので内容をきちんと咀嚼するのが大変。既に一年以上前に読み終わっていたのだけど、なんとなく書評が書き辛くて放置していた。

よくあるビジネス本と違って「読めば読むほど系」なんだろうなと。

ProductName コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学
G.M.ワインバーグ
共立出版 / 2940円 ( 1990-12 )


  • コンサルタントの第一の法則によれば顧客は自分が病んでいることを決して認めない
  • トレーニングというのは安価なコンサルタント業務
  • よく適応すればするほど、適応力を失いがち
  • 洗濯物リストは忘れているかもしれなくてあらわなくてはいけないかもしれないもののリスト
  • 価格は単なる事物ではない。それは交渉によってもたらされる関係である

ベトナムの経済

ベトナムの経済

  • ドンの信用は低い
  • 鋼鉄業は未熟
  • トラディショナルトレードが高くモダントレードは低い
  • 農村出身者でビジネスマナーに乏しい

ProductName ベトナム経済の基礎知識
守部 裕行
ジェトロ / 2100円 ( 2012-12 )


経済指標の簡単な説明

鉱工業生産指数って今でもモノづくりの実態をあらわしているのかな?

その他の指標

  • 毎月勤労統計調査
  • 企業物価指数と消費者物価

「生物と無生物のあいだ」はエッセイ

タイトルの答えは書かれていなかった。最後もノックアウトでうまくいかなかったという話で終わっていて、GP2のノックインとかSNPsとかの考察がなくて、ノックアウトがうまく埋め合わせられた(と思っている)という主観で終わっているので、科学読み物として読むと非常に不完全燃焼感が高いかも。

ゲーデルの不完全性定理を解いた(と自分では思っている)と書かれたみたいな読了感。

エッセイとして読めば面白い。

ProductName 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
福岡 伸一
講談社 / 777円 ( 2007-05-18 )


実践リーンスタートアップ

リーンスタートアップより、具体的にどう実践していくかという内容。顧客をどう選ぶかと、顧客との対話で何を得るのかといったあたりに重点が置かれている感じかな。

リーンキャンバスは便利そうだったし、自分のフィールドでも使えそうかなと感じるんだけど、こういうのは全員の共通理解がないと難しいですね。そもそもアジャイルとかそういう話から理解してもらわないといけないので大変かも。強い興味はあるけど、顧客獲得が難しいので色々と躊躇しているなぁ。

MVPの決め方

  • 顧客は必要としているか?
  • 顧客はお金を払ってくれるか?
  • それは解決可能か?

ProductName Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)
アッシュ・マウリャ
オライリージャパン / 2310円 ( 2012-12-21 )


何回か読みなおす必要のある本だな。

  • 獲得とは、何も知らない訪問者が、関心のある見込み客になった時点を表します。
  • 反証可能な仮説
  • 適正な価格とは、顧客が少し抵抗を見せながらも、受け入れる価格
  • ソフトウェアにおける最も大きなムダは、次の工程の待ち時間
  • MMFとは顧客に価値を提供できる最小の部分

毘沙門天祭にいって緑達磨をゲットした

今年も、毘沙門天へ。

存続が危ぶまれている岳鉄だが、硬券だし、終電遅くなったしと、使用頻度は上がった。

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ぶどう飴、バナナチョコ、たこ焼き、スーパーボールと娘と息子は楽しんでた。彼らのメインはこっちなので満足したようでなにより。

昨日はかなり寒くて風が冷たかったので、電車が待合室として使えるのはありがたい(ちょうど電車が来たので使ってないけど)。

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緑の達磨を購入。

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緑は健康祈願らしいが、今日早速息子が嘔吐性の風邪にかかった。