「おわりに」が一番面白い。他の章は「おわりに」を読んで素晴らしかったなぁと思うための前置きなのかもしれない。個人的には働く理由と働く目的の章が面白かった。
でも一番最後に2000年に執筆されたものだと書いてあって、悩ましい。今こういう本が受け入れられるってことは、そういう生き方を模索して社会全体が進んでいるのではなくて、むしろ社会全体がこういうマインドセットを形作るように仕向けているのかなぁと。なんとなくマインドセット遅行型なのは嫌だなぁとも思う。
- めまぐるしく変化するグローバル真ケットに合わせてジャストインタイムという方法が採用され目標が次々と変わる、ポスト工業化社会においては、ある特定の職業という概念も、すぐに貯蔵が尽きてしまう在庫でしかない
- 行動の伴わないビジョンは白昼夢だ。ビジョンの伴わない行動は悪夢だ。
- 起業とは行動することだ。夢見ることではない
- 本来忠誠を尽くすべきは自分の目標に対してではないのだろうか
- 目標は自分が向上すること、他人に勝つことではない
- 成功とはその過程にある
- 仕事とは、一番大切にしている自分の価値とともにあるものであり、自分の人生をどのようにすすめいたいかという基準を示すもの
- 時間管理の本質とは余暇の管理
ワークライフバランスはワークライフシナジーのジャグリングというバランス感覚と似たような意味合いで使ってるような。
また革新的ソフトウェア企業の作り方でのISVに近いような生き方に近い気もする。
ワークとライフと天秤にかけるような仕事を選択するような生き方ではなくて、ワークとライフのベクトルが同じ方向に向いていて且つそれらをうまくお手玉のように切り替えていけるような生き方ができればいいなぁと思った。