Pharmacokinetics and Metabolism in Drug Design

DMPK,TKを考慮したドラッグデザインの際に考慮することなど。

多分メディシナルケミスト向けなんだろうなと思うんだが、コンパクトにまとまっているので、chemoinformaticsのヒトが読んでも参考になることが多い。

ProductName Pharmacokinetics and Metabolism in Drug Design (Methods and Principles in Medicinal Chemistry)
Dennis A. Smith,Han van de Waterbeemd,Don K. Walker
Wiley-VCH / ¥ 12,813 ()
在庫あり。

  • 2.11 Slow offset compounds
    • フレキシブルな化合物はassociation-disassociationが素早くおこる可能性がある
  • 3.6 Estimation of Absorption Potential
    • AP =logP + logFnon + logS(So . Vl/Xo)
  • Distribution and Tmax

薄いわりにはちとお高めだが、投資と思い割り切った(今回は)。

技術のこと

知財あたりに、

「それって知財化できるんじゃないの!」

と、喜々として言われるような技術は、「もう陳腐化しはじめてますから、、、」

と言いたくなったことは、まともな研究者だったら2度3度あるはず。

知財(というセクション)は、自分たちの理解できない技術の価値を如何に早期に把握するかという本質的な矛盾をはらんでいるのではなかろうか?多分、(部外者として)価値を感じるようになった時点で既に手遅れみたいな。

と思った。

とするならば、知財というのはpatent breakingとpatent protectionのテクニカルな(patent gameをする)部署であり、競争優位の源泉を生み出すとこじゃないよなと。

ケミストとしての素養

うちの職場のケミストで量子化学計算できるようなニンゲンは実はいないのであった。量子化学計算くらい教養だと思うんだけどな。こんな状況はなんだかなーとか思いつつ、そんな計算がらみで久々に長時間の残業をしてみたが、なんというか納得がいかん。

簡単な計算くらいできないケミストってサイエンティストとしての価値あるの?それはテックじゃろ、テック。

あと、二次元構造では重なって見えるんだけどなーとか言うのもヤメれ。ヒトとして恥ずかしいぞ。

と毒づいて寝ることにする。

血圧が安定してきた

今日健康診断があって、血圧が一般ピーポー並みに落ちてたので、嬉しくなって今までの記録を見てみた。

bp

記録つける前は180,120超えみたいな。僕の血圧はdrum'n'bassか?みたいなノリだったな。

まぁ、僕の場合は遺伝要因が大きいのかなと思うけど、普通の人も毎日血圧つけておくと、異常値とストレスっぷりが妙に相関していて、このピークの時にはこんなデスマが、、、とか対応づけられて、記憶的にも良いかと思った。

こういうライフログ系のアイテムもEye-Fiみたいな仕組みに対応すればいいのにとか思うね。

「アジャイルレトロスペクティブズ」を読んだ

うちの職場は全然スタートにも立ててないような気がするが、つまめるところはつまんでみたいと読んでみたのであった。

SMARTな目標

  • Specific
  • Measurable
  • Attainable
  • Relevant
  • Timely

明確に計測できる目標を立てるということからはじめたい。

半農半Xはリスクヘッジの一形態か

今月はやたらと前向きに働いてたら、最後の週に体調が悪くなって休んだ。そして休んだことにより、家のサーバーとかmacbookで色々作業ができたので、意外と仕事がはかどった。というか、単に今回の週末の成果を、来週会社の労働力としてサーバでコードを走らせれば、それで一週間分のタスクにはなりそうだ。

感覚的には、週に3日くらい出社して、残りは家でコード書いたりしているのがいちばん生産性があがりそうな感じ。職場で拘束されると、無駄会議でだらだらしたりして、なにも出来ない日が多い。あとは、自分の時間が細切れにされて、集中できる時間が極端に少なかったりする。

というわけで、定期的に休みを入れようと思った。でも、休むというのは単に会社に行かないというだけなのだよなと。逆説的には会社というのは自己実現の場にすぎないのだよなぁと(行きたいから行くわけで)。うーん、そろそろ会社はもういいかなとも思い始めている。となると起業か?起業もちょっとしてみたいなぁ。いろんなヒトと話しているとそう思うこともあるのう。

そういう意味では半農半X的な、自給自足にウェイトをちょっとおいておいて、社会(会社)との接点を空き時間(農の休み)に突っ込むという生き方は、今の時代とかもう少し先の成長を前提としない社会においての、社会貢献の一つの形態であり、個人の取れるリスクヘッジのやり方のひとつなのかもしれないなぁと。

アジャイル

不確定要素満載でかつ、一回のイテレーションが割と長め(数週間)でイテレーションが被っていて、途中に割り込みが入ることが多く、且つそれらによって戦術が変化することが頻繁におこることの多い、研究プロジェクトにアジャイルはどの程度有効なのだろうか?と気になった。

そのうち試してみたいなぁ。色々やりたいことはあるが、最近体調悪すぎだ。

「manage it」を読んだ

読み終えるのに結構時間がかかったというか半年くらいかけて読んだ。 ちょっと読みにくい本だったな。

ProductName Manage It! 現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント
Johanna Rothman
オーム社 / ¥ 3,360 ()
在庫あり。

創薬研究系でも参考になる部分はもちろんあったが、IT系どっぷりじゃないと理解しにくい面が多かったかも。

創薬の探索プロジェクトにmsprojectはいけてないですな

いけてないどころかむしろアレ。

人月計算はそういうレベル(合成する、アッセイする)みたいな、ルーチーンのとこだけ必要で、それ以外のとこでは必要ないですし。ガントチャートもアホっぽくて気に入らん。

なんつーか、ガントチャートに落とせない部分を如何にコントロールするかが重要なんだよなぁという本質的な矛盾を感じる今日この頃。

創薬研究に特化したプロジェクトマネジメントシステムをつくれば需要はあるんじゃないかなぁと思った。

leadhoppingのこと

リードホッピングとはつまるところ、選択されなかったより良い未来を、過去にさかのぼり選択しなおすことだと思うのだ。または、現在の結果が(成功にせよ失敗にせよ)選択されたことで、過去の時点の確率が変化したというベイズっぽい解釈でもよいかと。

leadhopping

上の図でいうと外側のサークルを類似性とかで辿ったとしてもホッピングなんて成し遂げられなくて、もっと、最初の化合物に近いところにさかのぼりつつうまい分岐点で辿りなおさないといけない。

そのためには化合物のデータベースがここの化合物がどう継承されるかを記録されプロジェクト毎にツリーとして表せるようにしておかないといけないんだろうなぁ、なんて思うわけだ。