今日のセミナー

いつも社内競争倍率が高くて他の人に取られてしまうユーザー会に演者として呼んでもらえたので、5年ぶりくらいに参加できた。

いろいろと新しいヒトに逢えたりとか、会社を移って何年か会ってない人とか、学部の先輩にあったりとか、たまには違うユーザー会に出てみるのもいいものだなと思ったのであった。

で、僕のプレゼンが終わってから、先輩だったヒトに、プレゼンが僕らしいといわれたのだけど、どこが僕らしいのかは自分ではわからないもんですな。

いろいろと楽しい一日だった。

情報アプライアンスと研究業務

僕の場合はdryオンリーってのもあるんだけど、TDD(Title driven development)というか、最初にタスクに名前を付けるとそれ用のWikiのエントリが出来るようになっていて、さらに、よくやる計算だと計算結果とかが自動的にWikiに足されていくようになってる(XML-RPCで)。 で、そのデータはpdfにもWORDのフォーマットでも出力できるので、レポーティングは結構ラクチンだし、自分の仕事の把握も容易だ。

もう少しTasklogとかWorkLogみたいなものもリアルタイムで取っておいて、適当に学習させて、自動的に重要そうなログを切り取ってwikiに貼付けるかタグふるようなソフトウェアがあれば、快適なんだけどなぁと思う。

さらに会議なんかも、リアルタイムで録画しときつつ、ニコニコ動画みたいに重要なタイミングでコメントつけとけば、議事録かかなくていいよねとか。書記の仕事も、おーいまこいついいこと言ったっていうタイミングでタグふればいいだけだし。まぁ、文字が右から左に流れる必要はないけど、コメントタグが時間軸毎に並んでいることは重要だし、できればマインドマップみたいに、コメントの関連性を二次元的な空間で編集できるといいかもしれん。

実際会議なんてUstreamみたいになっていれば、その場に座ってる必要ないし、実験とか計算しながら把握できてよかろう。

ProductName パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!―複雑さに別れを告げ、“情報アプライアンス”へ
ドナルド・A. ノーマン,安村 通晃,岡本 明,伊賀 聡一郎,Donald A. Norman
新曜社 / ¥ 3,465 ()
在庫あり。

ProductName 未来のモノのデザイン
ドナルド・A・ノーマン
新曜社 / ¥ 2,730 ()
在庫あり。

で、そういうことをやる端末としては別にパソコンでなくてよいわけで、もっと持ち運びに便利なiPhoneとかAndroidとか面白そうだなと思ってたのでこの前のワークショップのときに聞いてみたんだけど、入力が手間らしいのね。

うーん、自分でも触ってみないとわからんのう。iPhoneかAndroid携帯ほしいなぁ。

ProductName Google Androidプログラミング入門
江川 崇,竹端 進,山田 暁通,麻野 耕一,山岡 敏夫,藤井 大助,藤田 泰介,佐野 徹郎
アスキー・メディアワークス / ¥ 3,990 ()
在庫あり。

IT化という名前の情報の流れの組み替え

そうそう、結局重要なのは業務フローを見直して如何に効率的にまわすかとか組織全体の情報の流れを美しくするかとかで、ITってのはそれを補助するためにあるだけなんだよなとか思う。

システム化再考/mark-wada blog

ITを導入することが、システム化したことになると安易に言ってはいけないように思う。業務システムは、別にITがなくても昔からあったわけで、それは仕事の仕組みだとか流れ、また組織そのものがシステムであると言える。

で、ありがちなのは、上のほうの偉い系のヒトはITを導入するだけで情報の効率化が推進されてハッピーうさちゃんだとか本気で信じてたりする。で、IT化する僕らのほうも、そこらへんの期待は汲んでいるので、システム化する際に、よく考えてフローを見直して業務(ぼくらだと研究業務)がうまく流れてみんなハッピーになれるよう変更するわけだ。

ただ、現場は慣性っつうか惰性でそういうフローの見直しにはすぐに感情的になって反対してくるので、まぁ現場のメリット感を演出するような小技も入れたりしてまぁなんとか形にするんだけどね。

フッ素の役割

昨日、ワークショップで雑談してて、メディシナルケミストリーにおけるフッ素の役割がとか。

ハロゲンのくせに、Cl,Brとはちょっと違うよねとか。

ProductName Bioorganic and Medicinal Chemistry of Fluorine
Jean-Pierre Bégué
Wiley-Interscience / 11185円 ( 2008-05-27 )


Pharmacokinetics and Metabolism in Drug Design

DMPK,TKを考慮したドラッグデザインの際に考慮することなど。

多分メディシナルケミスト向けなんだろうなと思うんだが、コンパクトにまとまっているので、chemoinformaticsのヒトが読んでも参考になることが多い。

ProductName Pharmacokinetics and Metabolism in Drug Design (Methods and Principles in Medicinal Chemistry)
Dennis A. Smith,Han van de Waterbeemd,Don K. Walker
Wiley-VCH / ¥ 12,813 ()
在庫あり。

  • 2.11 Slow offset compounds
    • フレキシブルな化合物はassociation-disassociationが素早くおこる可能性がある
  • 3.6 Estimation of Absorption Potential
    • AP =logP + logFnon + logS(So . Vl/Xo)
  • Distribution and Tmax

薄いわりにはちとお高めだが、投資と思い割り切った(今回は)。

技術のこと

知財あたりに、

「それって知財化できるんじゃないの!」

と、喜々として言われるような技術は、「もう陳腐化しはじめてますから、、、」

と言いたくなったことは、まともな研究者だったら2度3度あるはず。

知財(というセクション)は、自分たちの理解できない技術の価値を如何に早期に把握するかという本質的な矛盾をはらんでいるのではなかろうか?多分、(部外者として)価値を感じるようになった時点で既に手遅れみたいな。

と思った。

とするならば、知財というのはpatent breakingとpatent protectionのテクニカルな(patent gameをする)部署であり、競争優位の源泉を生み出すとこじゃないよなと。

ケミストとしての素養

うちの職場のケミストで量子化学計算できるようなニンゲンは実はいないのであった。量子化学計算くらい教養だと思うんだけどな。こんな状況はなんだかなーとか思いつつ、そんな計算がらみで久々に長時間の残業をしてみたが、なんというか納得がいかん。

簡単な計算くらいできないケミストってサイエンティストとしての価値あるの?それはテックじゃろ、テック。

あと、二次元構造では重なって見えるんだけどなーとか言うのもヤメれ。ヒトとして恥ずかしいぞ。

と毒づいて寝ることにする。

血圧が安定してきた

今日健康診断があって、血圧が一般ピーポー並みに落ちてたので、嬉しくなって今までの記録を見てみた。

bp

記録つける前は180,120超えみたいな。僕の血圧はdrum'n'bassか?みたいなノリだったな。

まぁ、僕の場合は遺伝要因が大きいのかなと思うけど、普通の人も毎日血圧つけておくと、異常値とストレスっぷりが妙に相関していて、このピークの時にはこんなデスマが、、、とか対応づけられて、記憶的にも良いかと思った。

こういうライフログ系のアイテムもEye-Fiみたいな仕組みに対応すればいいのにとか思うね。

「アジャイルレトロスペクティブズ」を読んだ

うちの職場は全然スタートにも立ててないような気がするが、つまめるところはつまんでみたいと読んでみたのであった。

SMARTな目標

  • Specific
  • Measurable
  • Attainable
  • Relevant
  • Timely

明確に計測できる目標を立てるということからはじめたい。

半農半Xはリスクヘッジの一形態か

今月はやたらと前向きに働いてたら、最後の週に体調が悪くなって休んだ。そして休んだことにより、家のサーバーとかmacbookで色々作業ができたので、意外と仕事がはかどった。というか、単に今回の週末の成果を、来週会社の労働力としてサーバでコードを走らせれば、それで一週間分のタスクにはなりそうだ。

感覚的には、週に3日くらい出社して、残りは家でコード書いたりしているのがいちばん生産性があがりそうな感じ。職場で拘束されると、無駄会議でだらだらしたりして、なにも出来ない日が多い。あとは、自分の時間が細切れにされて、集中できる時間が極端に少なかったりする。

というわけで、定期的に休みを入れようと思った。でも、休むというのは単に会社に行かないというだけなのだよなと。逆説的には会社というのは自己実現の場にすぎないのだよなぁと(行きたいから行くわけで)。うーん、そろそろ会社はもういいかなとも思い始めている。となると起業か?起業もちょっとしてみたいなぁ。いろんなヒトと話しているとそう思うこともあるのう。

そういう意味では半農半X的な、自給自足にウェイトをちょっとおいておいて、社会(会社)との接点を空き時間(農の休み)に突っ込むという生き方は、今の時代とかもう少し先の成長を前提としない社会においての、社会貢献の一つの形態であり、個人の取れるリスクヘッジのやり方のひとつなのかもしれないなぁと。