最初の方の章は面白かった。アブダクションをもうちょい追いかける
- イノベーションは知識を生み、知識を活用する営み
- イノベーションとして成立するかどうか、その成否を判断するのは市場
- 往々にして新たなイノベーションを決定的にするのは、下手な技術志向よりも商品化あるいは事業化できるセンスであるというのは、今も昔も変わらない
- イノベーションの誘因:テクノロジープッシュ対マーケットプル
- イノベーションの普及は、決して技術的要素だけで決まるのではなくて、それを受け入れる人間の認知や信念、その背景にある文化や社会的なシステムが決め手になるという点だ。
- イノベーションには技術の面で二つの次元がある
- 個々の部品に関するイノベーション
- それらの部品のつなぎ方やまとめ方に関するイノベーション
- 模倣されない資質
- 真似するのにコストや時間がかかる
- 資源の性質上真似することが難しい
- 競合企業が自らの事情で真似出来ない
- 真似されない技術の保有
- 真似されない性質の技術の開発をおこなう
- 法的保護
- 技術要素に他の情報的価値を組み入れる
- ほかの経営資源と組み合わせる
- 環境のダイナミクスな変化に対応しながら、外部とのやり取りを通じて新しい技術的知識を学習していくように方向づける戦略
- コンカレント・エンジニアリング
- NIH(Not Invented Here)シンドローム
- 技術革新の芽は「技術そのものへの没頭から生まれ、芸術的手腕や職人的熟練の感覚、物事をうまく調和させる感覚が、その没頭と結びつくことによって生ずる」
- アブダクション
- 創造のプロセス
- アブダクションによる仮説の形成
- 演繹的推論による仮説の一般化
- 帰納的推論による仮説の検証