Gastonを使ってMCSを求める

openbabelにはMaximum Common Substructure(MCS)を求めるメソッドがないのでGastonを使った。

似たようなのは昔書いたけど扱いにくいのでクラスにしといた。ついでにMCSSTanimotoも求めるようにした。

MCSSTanimoto(A,B) =  MCS /(A + B - MCS) #全てヘテロ原子数

という、MCS版のタニモト距離。例えばOc1ccccc1 とCc1ccccc1のMCSTanimotoは

6 /(7 + 7 - 6) = 0.75

スキャフォールドが決まっている場合には割と手軽に使えんじゃないかなぁ。まぁヘテロの性質無視して同一性だけで判断しているのでハロゲンの違いは割と似ているとかそういう補正は入れたほうがいいのかもしれないが。

import openbabel as ob
import os,re
from tempfile import mkstemp

class Gaston:
    def __init__(self,mols=[]):
        self.mols = mols

    def writefile(self,filename):
        """ convert file to gaston format"""
        f = open(filename, 'w')
        for (molnum, mol) in enumerate(self.mols):
            f.write("t # %d\n" % molnum)
            for i,atom in enumerate(ob.OBMolAtomIter(mol)):
                f.write("v %d %d\n" % (i,atom.GetAtomicNum()))
            for i,bond in enumerate(ob.OBMolBondIter(mol)):
                f.write("e %d %d %d\n" % (bond.GetBeginAtomIdx()-1,bond.GetEndAtomIdx()-1,bond.GetBondOrder()))

        return filename

    def readfile(self,file):
        txt = open(file).read()
        p = re.compile('#.+?(?=(#|$))',re.S)
        mols = p.finditer(txt)

        result = [self._gas2ob(gas.group()) for gas in mols]
        return result

    def _gas2ob(self,gf):
        mol = ob.OBMol()

        for l in gf.split('\n'):
            if len(l) > 0 and l[0] == 'v':
                a = mol.NewAtom()
                atomic_num = int(l.split(' ')[2])
                a.SetAtomicNum(atomic_num)
            elif len(l) > 0 and l[0] == 'e':
                begin_atom_idx = int(l.split(' ')[1]) + 1
                end_atom_idx = int(l.split(' ')[2]) + 1
                bond_order = int(l.split(' ')[3])
                b = mol.AddBond(begin_atom_idx, end_atom_idx, bond_order)
            elif len(l) > 0 and l[0] == '#':
                title = l.split(' ')[1]
                mol.SetTitle(title)
        return mol

    def search(self,freq=None):
        if freq == None: freq = len(self.mols)

        (m,gasfile) = mkstemp()
        (n,output) = mkstemp()
        self.writefile(gasfile)
        os.system("/opt/local/bin/gaston %d %s %s > /dev/null 2>&1" % (freq,gasfile,output))
        mols = self.readfile(output)
        os.unlink(gasfile)
        os.unlink(output)
        return mols

    def mcs(self):
        substructures = self.search()
        mcs = substructures[0]
        for substructure in substructures[1:]:
            if substructure.NumAtoms() > mcs.NumAtoms():
                mcs = substructure
            elif substructure.NumAtoms() == mcs.NumAtoms():
                if substructure.NumBonds() > mcs.NumBonds():
                    mcs = substructure
        return mcs

class MCSSTanimoto:
    def __init__(self,mol1,mol2):
        self.mol1 = mol1
        self.mol2 = mol2

    def score(self):
        mcs = Gaston(mols=[self.mol1,self.mol2]).mcs()
        return float(mcs.NumAtoms()) / (mol1.NumAtoms() + mol2.NumAtoms() - mcs.NumAtoms())


if __name__ == '__main__':
    import sys
    obc = ob.OBConversion()
    obc.SetInAndOutFormats("smi", "smi")

    mol1 = ob.OBMol()
    obc.ReadString(mol1, "CCC1=CC=CS1")
    mol2 = ob.OBMol()
    obc.ReadString(mol2, "OCC1=CC=CS1")
    mol3 = ob.OBMol()
    obc.ReadString(mol3, "CCCC1=CC=CS1")

    gaston = Gaston(mols=[mol1,mol2,mol3])
    print ":::Frequent Structures:::"
    for m in gaston.search():
        sys.stdout.write(obc.WriteString(m))
    print ":::MCS:::"
    sys.stdout.write(obc.WriteString(gaston.mcs()))
    print ":::MCSSTanimoto:::"
    score = MCSSTanimoto(mol1,mol2).score()
    print score

実行結果

:::Frequent Structures:::
CC  3
CC=C    3
C(=C)C=C    3
C(=C)C=CS   3
CC(=C)S 3
CC=CC   3
CC(=CC)S    3
CC=CC=C 3
CC(=CC=C)S  3
Cc1cccs1    3
CC=CC=CS    3
CC=CS   3
CC=CSC  3
c1ccsc1 3
CC=C(SC)C   3
CC=CSCC 3
CCS 3
CCSC    3
CC(=C)SC    3
CCSC=C  3
CC(=C)SC=C  3
C=C 3
C=CS    3
C=CSC   3
C=CSC=C 3
CS  3
CSC 3
:::MCS:::
Cc1cccs1    3
:::MCSSTanimoto:::
0.75

あと実際にモジュール化する場合にはコマンドがどこにあるかわからないし、もしかしたたらインストールされてないかもしれないけど、そういう場合にどういう感じで処理すればいいんだろうか?whichで調べるとかすんのかな?

「ハイコンセプト」を読んだ

モチベーション3.0が良かったのでこっちも読んでみたが、それほど感動はなかった。発売から5年も経ってるから内容がちょっと陳腐化したのかな?

ProductName ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ダニエル・ピンク
三笠書房 / ¥ 1,995 ()
在庫あり。

  • 今の仕事をこのまま続けていいか
    • 他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
    • コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
    • 自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか
  • これから求められるセンス
    • デザイン
    • 物語
    • シンフォニー
    • 共感
    • 遊び心
    • 生きがい
  • 絵を描くことは関連性をみること
  • 科学は世界を理解するための方法の一つにすぎない

会社の同僚には是非読むことをススメたいとは思う。

Flaskでflotを使う

flotというjQuery製のグラフ描画ライブラリがあるのだけど、Flaskにはjsonifyがあるので連携割と楽だろうと書いてみたら超楽だった。

from flask import Flask, request, redirect, url_for, jsonify, render_template
from database import db_session
from models import Bp
from datetime import datetime
from calendar import timegm

Debug      = True
SECRET_KEY = 'development key'

app = Flask(__name__)
app.config.from_object(__name__)

@app.after_request
def after_request(response):
    db_session.remove()
    return response

@app.route('/')
def show_graphs():
    return render_template('flot.html')


@app.route('/json')
def json_bps():
    bps = db_session.query(Bp).all()
    bpp = [[timegm(bp.date.timetuple())*1000, bp.sbp] for bp in bps]
    return jsonify(bp=bpp)

if __name__ == '__main__':
    app.run()

結局どういうJSONをどのURIにマップするかを考えるのかが重要なのかな。htmlはvisitors per day with zooming and weekendsをちょっとモディファイした。

flot flask1

したのほうの小さいグラフで選択するとその領域がすぐに反映される。インタラクティブなグラフがすぐ作れる

flot flask2

recentf-extがやばい

レコ屋のポップ風だと

C-x C-fを超えた? 激モダン! ディファインキー! 萌えマスト!!

くらい?

非常に便利でもうすでに手放せない。

ちなみにC-]に割り当てた。

Emacsテクニックバイブル

すでにバリバリEmacsを使っているEmacs使いが、作業効率をカイゼンしてさらにバリバリ使うようになるための本。いきなりauto-installの導入から入って改善作業がはじまる。

特にキーバインド、検索、入力といった、対効果が高い部分のカイゼンが多めで嬉しい。 もちろんanything.elに最後の二章を割いていて、この部分はじっくり読むべきなんだけど、org-modeにもかなりのページを割いている。org-modeは使ったことないし、Sphinxのほうに興味があるので、これはそのうち使ってみようかと。

あとは、C-x v vでバージョン管理システムを使ってみる

以下気になったel

  • recentf.el
  • C-x v v
  • M-x hippie-expand
  • gist.el
  • M-!, M-|

会社の机の上のEmacs辞典と並べて置いておこう。

ProductName Emacs 辞典 (DESKTOP REFERENCE)
佐藤 竜一
翔泳社 / 3129円 ( 2006-05-11 )


「ツイッターで会社をPRする本」を読んだ

むやみやたらとフォローしまくるおはようございますしか言わんようなアカウントってどういうモチベーションで続けてるんだろう?とか、どういう本見てそういう思考になってんだろ?とか興味があって。

且つ、そういうボット的なイラッとくるアカウントをブロックする判断としてポリシー持っといたほうがいいかなとそれっぽい本を探した結果、本書を読んでみたんだけど、全然そういう本ではないどころか、かなりきちんとリサーチされていていて面白かった。

ProductName ツイッターで会社をPRする本 Twitter企業の活用例100
ひらまつ たかお
中経出版 / ¥ 1,365 ()
在庫あり。

  • フォロワーが2000人くらいになると一つのツイートで100人くらいをブログに誘導できる
  • 空気は読む必要がある
  • 目的は販売かブランド認知かはっきりさせる
  • ブランディングに合わせてフォローポリシーを変える

まぁ、ふつうのことが書いてある。

「電子書籍と出版」を読んだ

手にとったら面白そうだったので読んでみたら、かなり面白かった。リストラなう日記読んでたからってのもあるかも。

最初の対談形式の章と、次の「弾言」と「決弾」の編集者の対談の章が特に面白かった。 最後のXMLとかEPUBの話はさらっと流しすぎだった。

ProductName 電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア
高島 利行,仲俣 暁生,橋本 大也,山路 達也,植村 八潮,星野 渉,深沢 英次,沢辺 均
ポット出版 / ¥ 1,680 ()
在庫あり。

  • コンテンツが読者に最終的に紙で届くか、デジタルで届くかはあまり大した問題ではない
  • ロングテール理論のポイントはヘッドをどう押さえるか
  • ITにより印刷をはるかに凌駕した複製速度、流通速度を持った仕組みが、普通の人の手に入ったのだと考えれば、印刷技術の登場よりも遥かにすごい文化形成力があるのは当然
  • 今の教科書のシステムは学校教育の一斉授業の中で、かなり鍛えられているから、そのままでは電子にはならない
  • 電子ジャーナル好きの研究者はディスプレイで読むのが好きなのではなくて、いつでもどこでも検索できるのが好き
  • 新聞の部数がそれほど減ってないのは宅配制度という、断るための努力をしないといけない制度があるから
  • 日本での電子書籍販売は日本の出版社側がそういう体制を整えてないので、amazonでの電子書籍販売はもう少し先ではないか?

ちなみにSphinxってEPUBに対応しているのね。あと、今書いてる原稿が最終的にwordで提出らしくてどうしようかなと調べてみたら、rst -> odt -> docでOKらしいのでSphinx使うことに決めた。

ポケットモンスター ホワイトとブラック

DSを息子に破壊されて以来、あまりDSで盛り上がることがないのだけど、ポケモン欲しいという部分で娘と欲求の一致をみた。

ProductName ポケットモンスター ホワイト

任天堂 / ¥ 4,800 (2010-09-18)
近日発売 予約可

ProductName ポケットモンスター ブラック

任天堂 / ¥ 4,800 (2010-09-18)


でもホワイトかブラックで意見が割れた。

今日の畑(100803)

おくらの花が咲いていた。

1280919607 1280919613

最初の収穫は納豆とイカと一緒に和えて酒の肴にするんだ。

ProductName おつまみ横丁―すぐにおいしい酒の肴185
編集工房桃庵
池田書店 / ¥ 1,050 ()
在庫あり。

今日の畑(100807)と千代むすび純米吟醸古酒

夕方、秋に向け畑を耕しつつ、隣で畑仕事していたおじいさんに植え付けに関して色々教えてもらった。去年の失態に関して突っ込まれたし、今年のミニトマトの富豪的収穫に関しても言及されたし、結構みんな他人の畑を見ているのね(僕も色々参考にさせてもらっている)と思った。

あと、あまり作付け計画立てないでいきあたりばったりで作っていることに笑われた。大まかには決めておいたほうがやっぱり、気持ち的に良いらしい。

1281180215

  • 秋植えのジャガイモはここらへんはうまくいかない。春植えに限る
  • 葉物は寒冷紗で虫を防げ
  • 白菜、小松菜で硬くなり過ぎたらそのまま放っておいて花を収穫しろ
  • ニンニクは青森という品種は土地に合わない。平戸とかそんなのをつかえ
  • ゴーヤの支柱はやっぱ高くしておかないと
  • 玉ねぎは効率が、、、広く使わないと
  • 人参、カブは難しい

ミョウガとオクラ。ミョウガもそろそろなんか出て欲しい。

1281180217 1281180221

オクラは初収穫。

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イカと納豆とオクラを叩いて合わせてた。満足の出来。

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酒は千代むすび純米吟醸古酒。美味い。

1281180299