手にとったら面白そうだったので読んでみたら、かなり面白かった。リストラなう日記読んでたからってのもあるかも。
最初の対談形式の章と、次の「弾言」と「決弾」の編集者の対談の章が特に面白かった。 最後のXMLとかEPUBの話はさらっと流しすぎだった。
- コンテンツが読者に最終的に紙で届くか、デジタルで届くかはあまり大した問題ではない
- ロングテール理論のポイントはヘッドをどう押さえるか
- ITにより印刷をはるかに凌駕した複製速度、流通速度を持った仕組みが、普通の人の手に入ったのだと考えれば、印刷技術の登場よりも遥かにすごい文化形成力があるのは当然
- 今の教科書のシステムは学校教育の一斉授業の中で、かなり鍛えられているから、そのままでは電子にはならない
- 電子ジャーナル好きの研究者はディスプレイで読むのが好きなのではなくて、いつでもどこでも検索できるのが好き
- 新聞の部数がそれほど減ってないのは宅配制度という、断るための努力をしないといけない制度があるから
- 日本での電子書籍販売は日本の出版社側がそういう体制を整えてないので、amazonでの電子書籍販売はもう少し先ではないか?
ちなみにSphinxってEPUBに対応しているのね。あと、今書いてる原稿が最終的にwordで提出らしくてどうしようかなと調べてみたら、rst -> odt -> docでOKらしいのでSphinx使うことに決めた。