田んぼとは、米とは、酒とは

ロジカルに考える料理の本に続きロジカルに考える田んぼの本。水田の謎に迫る。

家庭菜園やっているので、稲が連作障害起きないのとか、あんな詰め詰めに植えて交配しないんかとか、何で水張るのとか疑問だったんだよね。

あと五百万石っていう酒米の由来は新潟の米生産量が500万石を突破したことにちなんだらしい。それから山田錦の稲穂は葉っぱより上にでるそうだ。

それから酒の出来と心白はあまり関係ないらしい、これは意外。今度酒屋に行ったら聞いてみようっと。

ProductName ロジカルな田んぼ (日経プレミアシリーズ)
松下 明弘
日本経済新聞出版社 / 893円 ( 2013-04-09 )


  • 田んぼに水をはるのは、土と空気を遮断するため
  • 田んぼで最も大切なのは水平であること
  • 稲は薄く植えても厚く植えても収量はそれほど変わらない(落花生も一緒?)

今週末のShizuoka.py #2の前に安東米店に行ってみることにした。

絶対味覚は読んで勉強になる本だと思う

5章の120%蛇足な章と、自分語りマシマシな部分にイライラしなければ、かなり示唆に富んだ内容だと思う。

4章なんて料理にオズボーンのチェックリストのようなものをあてはめて料理を広げたり作り替えたりする方法を紹介していて、非常に面白く読んだ。

ProductName 絶対味覚
川越 達也
主婦の友社 / 1260円 ( 2012-04-20 )


最初の方は幼少期の味覚体験が大切っていう話だった。みんな言うけど、好き嫌いの激しい子供にそれをするのはなかなか骨が折れるよね。無駄にグルメに育って散財するよりは、ファミレスの味で満足できる平凡な味覚で止めておいてやるのも親心ではないのだろうか(自分は嫌だが)

さて、先週砂肝のオリーブオイル煮を作ったんだが、

1372850791 1372850792

これは僕が気に入っている「茹で砂肝の塩コショウ入りごま油かけ」の原型じゃないかと気がついて嬉しくなったところに絶対味覚の4章を読んであーこういう風に広げればいいのか!と気付かされたのであった。仕事ではいつもやっていることだが、料理にもつかえるのね。

「茹で砂肝の塩コショウ入りごま油かけ」ってのは、砂肝を10分ぐらい茹でて中心が若干赤くなるくらいであげて、薄目に切ったら器に盛って、ごま油に塩胡椒混ぜてまわしかけるというお手軽料理です。日本酒の肴にちょうどいい。

一人の時はよく作る。

物欲の夏

マクロレンズか4deck操れるVCI-100MK2のどっちかにしようかなーと悩んだ結果、

ProductName Vestax VCI-100MK2

Vestax / 36750円 ( )


VCI-100MK2にした。

選曲楽しいし、Pythonでちょっと書きたいツールもあるし。

インフォグラフィック寄りのD3.jsみたいなものが欲しい

分析するヒトはとっくにしてるし、分析しないヒトは絶対にしないしという状況なので、キャズム理論でいうところのアーリーマジョリティ、レイトマジョリティを相手にしているが結構苦戦している。

ブラウザでアクセスできて非常に使いやすい分析ツールとか導入しても響かないし、ハンズオンやっても「時間がもったいないなぁ」というネガティブなレスポンスが返ってくるので、戦略的に間違っているのかもしれない。というより、分析のキャズム的にはマジョリティはずっと後方にいるのだろうなぁと感じている。

さて、やり方ちょいと変更して、ストーリーを重視戦略はどうやろかねーと。最近インフォグラフィックの書籍がいくつか出てきたので、1冊買って読んでみました。というより、いつも見ているVISUALTHINKINGのヒトが出版したので買ったのだけどね。

ProductName たのしいインフォグラフィック入門
櫻田 潤
ビー・エヌ・エヌ新社 / 2310円 ( 2013-05-27 )


インフォグラフィックと図解の大きな違いは、相手への伝わり方です。インフォグラフィックは、相手を一目で虜にします。

虜にするような制作手順を踏むというのが正解なのだろう

  1. 利用目的の確認
  2. 対象の理解
  3. ラフスケッチ
  4. 清書
  5. 調整

データビジュアライゼーションとインフォグラフィックはデザイナーの関与の多少により呼び分けるようだ。

インフォグラフィックの条件

  1. 意味のある視覚要素を用いること
  2. 完結で、親しみやすく、わかりやすいこと
  3. インパクトを与え、目を惹くこと
  4. 内容に価値があり、資料として保存しておきたいこと
  5. 見た人に考えるきっかけを与えること

単なるデータビジュアライゼーションは5が弱くて、分析マインドの強い人にしか訴求しない感じがしている。一方でインフォグラフィックは静的すぎるのと、サービスとして提供するにはコストがかかりすぎる。ちょうどデータビジュアライゼーションとインフォグラフィックの中間くらいのものが欲しい。

日々アップデートされるデータベースの情報をインタラクティブなデータビジュアライゼーションで、ある程度視覚的にわかりやすくて、分析しようかなーという気持ちにさせるようなサービスをつくりたいのだ。

その他参考情報

SourceTreeを触ってみた

同僚にGitを薦めているのだけど、いきなりVCSを使わせるのはハードル高いかなぁと悩んでいたら、SourceTreeの存在を思い出し、インストールしてみた。

ちょうど今開発しているアプリのgitを開いてみたけど、分かりやすい。

SoucreTree

個人的にはエディタと一緒になっているほうがいいと思うんだけど、カジュアルユーザーにはこういう方がいいのかなぁと。

あとで「chapter4の独りで使う」をSourceTreeでやってみようかと思う。

ProductName 入門Git
濱野 純(Junio C Hamano)
秀和システム / 2310円 ( 2009-09-19 )


それからこんな感じで化合物データベース表示できたら最高じゃないか。

今日のドラムンベース(130629)

radrがTwitter API1.1に対応したらしいが、先週Traktor-SongNameServerというものを見つけたのでこちらに乗り換えた。

traits   => [qw/OAuth API::RESTv1_1/],

って変更だけで動くし。

ログとっているのでperlからsqliteにアクセスするかTraktor-SongNameServerをPythonで書きなおしてリアルタイムで収集するようにしたい(今はプレイリストをXMLにエクスポートしてそれを読んでる)

djutil1

ついでに、曲の雰囲気をコメントに入れているので、配色イメージを参考にしてノードに色つけすればいいか。そうすれば選曲をもっと楽しめるはず。

ProductName 配色イメージワーク
小林 重順
講談社 / 1680円 ( 1995-02-15 )


Darkling Sky / Barefoot
Electric Smile / Dom & Roland
Inspired By Insane / Fade
Cant You See / Optiv & CZA
Right Here / Ulterior Motive
Dead Hollywood / Royalston
Whatever (Mefjus Remix) / Optiv & BTK
Circles / Enei featuring Sam Wills
The Chant / Mikal
Boshoven / Nymfo & June Miller
Marka (feat. Strategy) / Dub Phizix & Skeptical
Run / Spinline
We Are One (NuLogic Remix) / Logistics
Rich Kids / Hamilton
Boiler Room / Ben Fawce & P Fine
We Become One (feat. Foreign Beggars & Craze) / Calyx & TeeBee
Posers / Breakage
To Fly / Eastcolors & Enei
Ice Block / James Marvel & Shimon
This City (12 Mix) / LSB feat Sian Sanderson
Liberation / Enei & Emperor
Midnight Nation / Optiv
Chubrub / Various Artists
Temper / Ed Rush & Optical
Roxy / Nymfo & State Of Mind
Sleepless (B-Complex remix) / New Zealand Shapeshifter
Hide Your Tears Because We Are In Heaven / Unquote

創薬にredmineを持ち込むという無理ゲーに突っ込むか否か

去年辺りから色々思うところがあって、ここのところまとめていくつか社外発表したし、原稿も書いたしでそろそろアレかなぁと思っていて腑抜けみたいなみたいなノリで過ごしてたのだけど、先週、他業種の方々と色々と話をする機会があって、結局のところ自分は無理ゲーを言い訳にしてなすべきことをなしてないだけじゃないか!と自省したので、創薬にredmine的なものを持ち込むところまでは頑張るか頑張るまいかと悩み始めたのであった。

-> ハードモード(残機1)でもう一回
-> 次のステージへ
-> 違うワールドに進む

というあたりで悶々していた一週間だった。そんなわけでちょっと創薬系のエントリ連投というアクセス数を確実に減少させる悪手を繰り返していた。

自分の技術力がそれなりにあがったのと、ライブラリとか充実してきてて、チーム組まなくても独りでそこまでは到達しそうかなぁという感触がつかめたというのが1つ、いきなりredmine的なものを持ち込もうとしても上手くいくチャンスがゼロなので、仕事をやり慣れている今の職場で見ておいてもいいかなというのがもう一つ。それからAstraZenecaが似たようなことをやっていてDjangoで構築しているらしいので、PythonistaとしてFlaskでやり遂げなければならないという謎の使命感に燃えたという事情もあってredmineの導入と動き出すところくらいまではコミットしようかなと。

「一見した創薬知識の総量が多い少ないなんて気休めにもならねぇ」「活性の解釈なんてたゆたってて当たり前、それが創薬プロジェクト」「だが、、、それでも」「100%成功させる気でやる」「それがフルスタック創薬インフォマティストの気概ってもんさ」

イマココ

注)今月かまってくれた皆様には非常に感謝しております。

すぐわかる選挙運動

アマゾンの書評にもあるがあまりネット選挙に言及されてなかった。そのため途中で読むのを放棄した。選挙運動調査の動機がそもそもコレなので。

コンテンツをより良く楽しむためにはコンテキストへの深い理解が必須だからな。

選挙運動

  1. 特定の選挙において
  2. 特定の候補者のために
  3. 当選を得もしくは得させる目的で
  4. 投票獲得に直接又は間接に必要かつ有利な行為

  5. 看板も厳密に定義される

  6. 自筆以外の時候の挨拶状は禁止

ルールの厳しいゲームといったところか。経験者に有利になるように配慮されているゲームだな。

chemit diff == MMP

かなり前に創薬プロジェクト版Git(Chemit)というCLIなアプリを思いついたのだけど、化合物データベースへのSQLAlchemyラッパー用意したり、色々ツールを揃えたおかげで簡単に実装できるようになってたので、近いうちに作っとこうかなぁーと

で、chemit diffはMCSとか買いてたけど、これはMMPの間違いだった。

ProductName Redmineによるタスクマネジメント実践技法
小川 明彦
翔泳社 / 3444円 ( 2010-10-13 )


アッセイ結果から生データへのトラッキングというかトレーサビリティには気をつかうのに、合成化合物から合成案(何を目的とした合成なのか)までのトレーサビリティには注意を払わないのは如何なものかと。

というわけで、今は「この化合物は一体何を意図して作られたんだ?!」というような疑問がフツフツと湧くようなシステムを作っている。

MMPを構造ベースで解釈する試みはコンテキストが入りまくって一般性は得られないよね

VAMMPIREという

  1. PDBの複合体構造からリガンドを引っ張ってきて
  2. ChEMBLからMMPをサーチして
  3. ドッキングモデルを構築してWebGLで表示する

っていうDatabaseの論文をみつけたのだけど、コンテキストが入りまくりなのはどうなのかなぁ?タンパク質-リガンド相互作用を骨格の多様性で積分したら普通ゼロになるよね?実用性に疑問符がと思ったが、

ふと、あーFMOの題材としてはいいんじゃないのかなぁと閃いた。置換基変換のペアとKi差や活性差の値が出ているからFMOのエネルギー比較して色々遊べるかな。

vammpire