JASPUG2024に参加しました

今年もJASPUGに参加しました。相変わらず盛況で古参と新参のバランスも取れていていい感じに新陳代謝をしているように思いました。

私の方も古くからの参加者と意見交換したり親交を深めたりできて大変刺激をうけました。あとは、転職した元メンバーの人達と再開しても相変わらず楽しく話せるのは今の会社のカルチャーでもあるのかなぁと思いました。

ちなみにステッカーが溜まっているので最近新調したMBAにペタペタしないといけないです。

その他メモ

私のゼンマイがバカになっているような気がする

懇親会で知り合いにfmkzさんは現状の不満をバネに先に進むタイプですよねーとか言われて、確かにそうだなーと思ったのですが、最近ゼンマイの効きが弱くなっているのではなかろうかと帰りの新幹線で自問自答していました。確かにマネジメントにのめり込みすぎてこのままでいいのか?と思うようなことはあります。

やっぱ多様性の尊重は感謝の正拳突きで表現するべきなのだろうか?

同僚、上司、部下、知り合いは尊重してなんぼですね

仕事では色々あったり立場上難しい関係になったりするけど、やっぱり他社に別れても楽しく話せるのは一緒に厳しい状況を生き抜いた同僚たちだったりするので、常に尊重は欠かせないですねぇ。製薬業界もライフサイエンス業界も一つの系みたいなものですねぇと感じることが最近特に増えています。

コード書くのは楽しすぎ

pen先生と一緒に、ちょっとハンズオンのコンテンツのバグ取りとかポリッシュをスキマ時間にやっておりましたが、やっぱ楽しいですねぇと思いました。CBIのハンズオンに向けて完成度を高めていきます。去年、今年は無料でやりますが、来年はちゃんとお金を取ってRDKitの作者の旅費に使えればいいんじゃないかなぁと思っています。そろそろRDKitUGMJPやってもいいでしょ。

Mishima.syk 21やりました。

参加していただいた方、発表していただいた方ありがとうございました。

今回LLM関連の深い話題が多く大変楽しかったです。

今回は、ちょっと日程が合わずに1年ぶりになってしまいましたが、次回は半年後くらいを目標に企画したい。

今月終わりにはCBI年会の初日にケモインフォマティクスのハンズオンもありますので、機会があればそちらも参加していただければと思います。

Pythonを使用したFlow-based Programming(FBP)のハンズオンセミナーを開催いたします。生成モデルの利用、 Docking Study、スコアリングといった一連の流れをFBPで実装する工程を学びます。本ハンズオンは、精度よりも 全体の流れを理解することを目的としています。

EuroQSAR 24thを振り返って

サイエンスの話

  • S先生たちと「もっとプレゼンスをあげんとあかんのじゃないかねぇ」みたいな話は出ました。企業もアカデミアももっと頑張りたいなぁと思いました。ぶっちゃけポスターの内容とかC◯Iとか負けとらんからねぇ。
  • 座長にもオーラルにも日本の方はいなかったので、オーラル目指して頑張りましょう。
  • 面白い演題が多くあったというよりは、今後どうあるべきかについて深く考えさせられる機会ではありました。
  • C◯Iももっと海外の学会とジョイントしても良いのかもしれませんねぇ。

食べ物の話

  • チチャロンとかレチョンとかフィリピン発祥だと思っていたけど完全にスペイン料理がルーツなのね。よく考えたらそりゃそうだわ。
  • TEMPRAのタパスもやたらあって?となったのだけどポルトガルから伝わったらしい。食べてみるとフリッターぽかったです。
  • あとtataki(bonito)もあったのだけど、これはオリジナリティがわからんかった。
  • アンチョビは日本で売られているような保存が効くような塩辛いやつではなく、程よい塩気と酢でマリネされていて大変美味しかったのでもっと食べておけばよかったと後悔
  • ビールが安くて毎晩がぶ飲みタイムでした。★のやつとかはどこでも飲める、むしろ水。

バルセロナ6日目

学会も無事に終わりました。次は再来年にAssisiだそうです。

最後くらいはアンチョビでもと。

トマトとにんにくの塗られたバゲットにのせて食べると美味しい。

あとはフレンチフライの上にハムがたくさん乗ったやつ

当然、Las Palmeras

私の泊まっているホテルからだと、カタルーニャ広場の方とか地下鉄で乗り換えないとならんし、乗り換えもやたら不便なのであまりそっちの方にはいかなかったです。

バルセロナ5日目

そろそろお土産でもと近所のカルフールを物色。パエリアのシーズニングが(日本で言うところの鍋スープみたいに)液体ばかりで、持って帰るべきものなのか小一時間悩んだ。あとはお菓子とか(どれがスペイン産なのか)よくわからん感じでした。

というわけで、今日もLas Palmeras

codfish(タラ)のフリット。タラの身が入っているとおもったんだけど、タラの身を細かくして小麦粉と混ぜてあるのか揚げたドーナツみたいな食べ物であった。スナック感強め

Suckling pigにアリオリソースを添えたもの。焼いた豚だけど下味がついていていてアリオリソースにつけて食べると美味しい。

バルセロナ3日目

バルセロナの朝は遅く、7時を過ぎても外は暗い。それなのに9時からセッションが始まるためジョギングなどする暇はなかったというオチでした(モントリオールとは全然違った)。現地の人たちは9時前から走り始める人が多いように感じました。

セッションが終わって、Paellaでも行くかってことになり。

で二種類頼んだのですが、一つはなんか違う。

こちらはPaella、そう皆様想像の通りコメのやつです。

でこちらはFideuaというコメの代わりにショートパスタを使ったものだそうです。

というわけで、一つ勉強になりました。

そして月曜日だというのに人がいっぱいだった。

バルセロナ1,2日目

羽田からミュンヘン経由でバルセロナ入りしたのだけど、ミュンヘンまで14時間かかり萎えた。 初日は時差ボケを引きずるのが嫌だったので、ホテルで大人しくしてた。

飲んでたビール

2日目は朝早起きして、サグラダ・ファミリアを見に行った。

夜に食べるところに難儀して、Tempura & Tapas に行ってみたのだけど、Patatas Bravasの量がやばかった。

  • 日の出が遅く(7時過ぎ)なので朝のジョギングはできなさそう。周りをみていると9時位に走っている人が多そうだった。
  • 日曜日はスーパーマーケットが閉まっていて、水とか欲しいものが買えずに不便を感じた。宿泊したホテルの周りになんもないのは辛い。

LLMは「独創的でないが、一見創造的に見える仕事」を肩代わりさせるとよいのでは?

前回も書きましたが、私は「LLMは単語の並べ方の新しいカタチのデータベース」と捉えているので、使い方もそんな感じになっています。

大体よくやるのはより簡潔な表現を探索するというタスクで、長い文章のアブストラクト書かせたり、ビジーなPowerPointのスライドの表現を簡潔にしたりとか、真面目にやると意外と時間がかかる仕事が捗るので重宝しています。

あと、最近使ってみて良かったのが表題の通りで、いわゆる標語の作成です。なんかアツい思いの長文書いて、「これを完結に表現する標語を3つ提案してくれ」とかやれば、なかなか良い感じの「単語の並び」が返ってきます。それをちょっと手直しすればあっという間に作品の完成です。標語の作成にそれは邪道では?とか思いがのってないんじゃないの?とか思わないこともないのですが、そもそも長文書いている時点で想いがのっているので、それを簡潔な表現にするところは単なる作業で「単語の並びに想いは乗らんよ」ということで割り切っています。ちなみに効率はよいです。

とか、書いていて、そもそもPowerPointのスライドの内容からタイトル提案させるのしょっちゅうやっているので、それと変わらんやんと気がついた次第。

生命科学研究のためのデジタルツール入門

ChatGPTとDeepLの使い分けをどうしているのだろうかと気になっていたので、発売日と同時に生命科学研究のためのデジタルツール入門を買ったのだけど、忙しくてレビューを書いていなかったので。

対象読者は、ラボに配属されたばかりの学生だと思いますが、その前の学部2回生くらいから読んでおいてもいいと思います(というわけで今週帰省してくる娘に読ませようと思っている)。

自分としては冒頭書いたように8章のAIツールの活用に興味があったので、勉強になるところが多かったです。

LLMは「単語の並べ方のデータベース」として、よい表現(よい単語の並べ方)を得るのに使うことが多いです。そのあたりはニュアンスの説明が難しいのですがなんというか将棋ウォーズの棋神みたいな使い方になっている気がします。

LLM使ってどういう面白いことをするのかは次回のMishima.sykで少し触れる予定です。