マニラ2日目 - Intramuros (Old Manila)に行ってきた

2日目はIntramuros (Old Manila)に行くことにした。 このあたり押さえておけばいいよーって事前に言われていたので、大体その通りにうろちょろした。

Casa Manila Museumが複合施設になっていて飽きなかった。というか昼もそこで食べた。lechon kawaliと魚(なんの魚かは忘れた)のシニガンスープ。

Museumのほうで一番ほうってなったのは台所の横のこれがアイロンだと聞かされたこと。その当時からあったんだっていうことと、なるほど!と勉強になりました。

それから教会関連も大変楽しくCathdralとChurchの違いはなんとなくわかったんだけど、ShrineとChurchの違いはわからんかったです。

それからこれはConfession roomだそうで、懺悔のために誰かが中に入るとライトが点灯するそうです。となりのConfession roomではライトが点灯していました。私も懺悔しないといけないとことがいっぱいありそうだけどクリスチャンじゃないからまぁいいかという感じで流してみました。

それから帰りの渋滞がやばすぎで、「あーこういうのに慣れないとあかんのか」と達観したのと、タクシー代が安いので、時間と距離感覚の脳がバグるわーって感じました。

マニラ1日目

去年度は忙しくくて、休みが取れなかったので今年はまとめてとるぞと意気込んでいたらこの時期に大きな会議のない日が続きそうだったので、余りまくったマイレージの消費がてら急遽どこかに行こうと色々探した結果フィリピンに行ってみることにしました(最終的に決めたの2週間前なんだけどw)

ちなみに検討したのは

  • シンガポール:一人の場合宿泊費が高すぎるのと今度息子つれてお船のホテルに泊まろうってことで却下
  • シドニー: オーストラリアに住んでた人の話を聞いたらなんか違う(食でもないし観光でもない)ので却下
  • 台湾: 桃園はチケットとれない、高雄は早朝便しかないのでマイルじゃなくてLCCの安売りでいいじゃんとなりパス
  • プノンペン、スリランカ:ここらは興味があったのだけど、治安とかどうなんやろかでパス

飛行機は4時間のフライトだったので、10時半に飛んで現地に13時半に着いた。台風の影響でちょっと遅れたけど、ホテルにチェックインしてから、ぶらぶらして色々見に行く時間があるだろうと思っていたけど、なんか思ったより時間がなかった。というより、grabにクレジットカードが登録できなくて四苦八苦してたのだけど結局諦めた。現金払いかーめんどいなーってなっている。

チェックイン後、ホテルの隣が巨大なショッピングモールだったらしく、ウロウロしてたらあっという間に日が暮れた。結局うろうろして最後にジョリビー行っただけだった。帰りにスーパーに寄ってサンミゲル全種類買って飲みながらこれ書いてる。

ジョリビーで注文したのは チキンジョイ with バーガー + coca colaで140ペソ(350円弱)だった。チキンジョイってのはフライドチキンにライスとグレイビーソースがついているやつで、これが美味しかった。チキンは脂っこさと味の濃さを抜いたKFCって感じで個人的にはこっちのほうが好み。あとグレイビーソースが美味しいのとライスがフラッフィーなんだけど日本の米に近くて食べやすかった。 バーガーの正式名称はyumburgerっていうのだけどyumって感じではなかった。 次回注文するならチキンを2ピースにするか、ライスをダブルにすると思う。

ビールはサンミゲルとRED HORSE。どっちも飲みやすい。あと安い。

本日感じたこと

  • クーポンタクシー思ったよりも高かった(マカティまで960ペソ)。grab使うべきだったとあとから後悔した。
  • フィリピンのひとはまじで鼻歌多い。空港の清掃スタッフも、ホテルのスタッフも歌ってた
  • 部屋はお約束のように寒い。あと便座が冷たくて久しぶりに、「昔懐かしの便座だー!」ってなった。
  • レジは普通に行列するというか、効率よくさばく気がない。一つのレジに2,3`人ついていておしゃべり担当の人がいる感じ。客も「そんなもんだろ」って思っているのか、イライラした空気は醸成されないのはちょっと感動した。
  • H&Mの品揃えもフィリピン人の好みに寄せている感じがする。派手めな柄が多かった。
  • ホテルの近くだけかもしれないけど、コンビニが無いのでビール買うのにちょっと困った。
  • 超巨大ショッピングモールなのに、案内板がなくてどこに何があるのかわからない。あと迷う。それからレストランが固まっているようで固まっていなくてあちこちのフロアに分かれているので、結局お目当てのレチョンレストランを発見することができなくて、自分の中では「閉店したんだな」ということで片付けた。

6/2追記

grabの登録のときにフィリピンのsim入れちゃうと日本発行のクレジットカードが登録できないみたい。もちろんその前に試したんだけどサインイン時に自分の携帯番号のショートメッセージに暗証番号送られてくるらしいので+91で送ったけどそれがあかんかったのかも。単に91で良かったのだと気づいた。あとは、grabの設定は空港でやりきらないとトラブルということがわかった。

スーパーでもホテルでもエントランスで荷物の中身検査と金属探知徹底しているのだけど、歴史的経緯からそうなっているのだろうか?後で調べてみよう。

「合成化学者のメディシナルケミスト像と計算化学者のメディシナルケミスト像は微妙に異なる」という話

趣旨としては「メディシナルケミストは尊い」となります。

詳細省きますが、最近違いを理解していない人が多すぎてげんなりすることが起こったのと、今週末のCBI講演会でこのあたりの話題が話されるので宣伝がてら書いてみます。

下の図は10年くらい前の某BIソフトウェアのユーザー会で発表したときの資料を少し改変したもので、私がメディシナルケミストをどう定義しているかというものです。

WhatMedicinalChemist

創薬プロジェクトで合成化学者の果たす役割はいわゆる創薬プロジェクトのPDCAサイクル(DMTA)において

  • What's to make (何を合成するか)
  • How to make (どうやって合成するか)

の2つに大別されるかと思います。典型的な合成化学者とか合成CROは与えられた化合物をどうやって合成するのかを考えることに100%コミットします。一方で計算化学者/Chemoinformatist/SBDDerは分析結果から次に何を作るべきかに全振りします。

メディシナルケミストはWhat's to make:How to makeの割合が7:3-6:4くらいではないかと思われますが、海外最大手のPは10:0に全振りしていると聞いたことがありますというか、前職の上司がそれが「なんか違うわー」ってことで辞めたと聞きました。

10年前の私は上のスライドに書いてあるように「何を作るべきかを考えられるのがメディシナルケミスト」というポジションだったので、将来的には分析できるChemoinformatist/SBDDerが合成CROをうまく使いこなせば十分にメディシナルケミストとなりうるだろうと考えていました。実際REINVENTが出たりDeepLearningによる逆合成が急速に発展したしね。

ただ、実際ケミストをマネージメントする立場になってみると合成化学知らないとかなり困るなぁと(一応合成化学専攻出てるけどw)能力不足を感じたり、やっぱり機械学習は所詮機械学習で、既存の反応の組み合わせしか辿れないというか未知の反応を提案することができないというか、それはAIが将棋で「銅」っていう新しい駒を作り出せないのと一緒なのかなぁと最近は考えを改めています。

というわけで、きちんと合成化学のバックグラウンドを持った人がWhat's to makeのための技術を獲得するというのが真なるメディシナルケミストなのかなぁと思うようになりました。

とはいえ、What's to makeに全振りしてDruglikenessだけきっちり押さえればSynthetic Feasibilityは別に無視して誰かに任せてもいいというような道もあるよなぁとは思います。

‘Too Busy’ is a Bad Excuse / リソースが足りないからやるべきことができない症候群

忙しくて(時間というリソースが足りないから)論文を読む暇がない

このような不満を漏らす人は一定数いますし、そういう人たちは自分の主張が正しいと信じて疑いません。 一方で、そのような主張をする人に「仮に『忙しいから論文を読めない』って言う人がいて、彼らの仕事を20%無くしたら論文読みますかねー?」と尋ねるとほぼ100%が「いやーならないでしょうね」と答えますので、論文を読まなくていい理由に"忙しい"を言い訳に使っている自覚はあるようです。

アカデミアからインダストリーに移った人でも同じことを平気でいうのでちょっと驚きましたが、「それってちょっと優秀な(博士持ちの)テクニシャンって感じ?」って笑顔で返したら、めっちゃ嫌な顔をされたあと、「わかったよ。ちゃんと読むよ」と言ってくれたので良かったです。

逆に、ハードワークしているけど論文読みまくっている人に何故かを聞けば、「そんなの当たり前だからでしょ」って返ってきますね。私も同じような感覚で、「論文読むのやめたら研究者人生終わりでしょ」と思っているので普通に読んでいます。

論文は読まないけど研究者として評価されたいとか、企業研究者として昇進したいとかはありえないですね。

人がいないから(人的リソースが足りないから)新しいことに取り組めない

ここからが本題でもうちょいややこしい人的リソースの話になります。

「人が足りないから(減ったから)、なにか新しいことができない / 残業せざるを得ない」という主張も似たような構図なのかなと気づきました。

新しいことにチャレンジしないとか残業を正当化する言い訳として「人が足りない」を持ち出しているのだろうなぁと。実際、人を入れたからといって解消しないです。

結局「忙しい」か「まじで忙しすぎる」の2つの状態しかないのかなぁと。

おまけ

自分にとって「暇だなぁ」は「やることはあるけど、それをやる気が起きないので、現実から目を逸らしている」状態ですw

We are hiring medicinal chemists and X-ray crystallographers

Finally, we have an opening for employments.

The recruitment site is in Japanese due to the company's policy of requiring a minimum level of Japanese reading ability, but registration and interviews are also available in English. The work place is a bit rural area, but you can enjoy Japanese culture, and if you want to go to Tokyo, it takes less than an hour by Shinkansen bullet train, so it is not so difficult to live there.

If you have any questions please feel free to message me.

華味からのRepubrewという昼飲みコース

プロジェクト採択祝いと昇格祝いを兼ねて華味からのRepubrewという昼飲みコースを楽しんできました。

ビール飲むのが決まっていたので華味では水煮肉片麺にしておきましたが、案の定水煮肉片の汁がシャツに飛んでしまいちょっと凹みました。

水煮肉片の作り方はこのあたりを見ればいいです。四川は一度行ってみたいと思っているんですよねぇ。

華味でランチを楽しんだあとはRepubrewに移動してビール三昧

途中さらにひとり乱入してきて楽しい飲み会となりました。やごみもリクエストされたのでまた今度行きましょう。

Fukui Functionについて理解を深めた

昨日S先生とディスカッションしていて、Fukui関数ってそういうことなのねと理解を深めました。

ちょっとやりたかったことがあったのだけど、軌道の係数いじったりするコード書くのめんどくさいなーとか思って後回しにしていたので単にmulliken population analysisの結果いじればいいだけだと理解してさっさと実装するかという気分になりました。

FMO計算を通して色々と得たノウハウとか知識をやっとインフォマティクスのほうに応用できるなぁ。これで予測精度上がるかどうかちょっと楽しみ。

Mishima.syk #19やりました。次回の#20は10周年です。

まずは参加者の皆様、発表者の皆様お疲れさまでした。3年ぶりくらいのオフライン開催で久しぶりにみなさんと楽しくやれてよかったです。

たくさん情報交換できたのですが、タンパク質の一時配列もBERTやることに意味がありそうということが知れてよかったです。ただSMILESにBERTはあまり筋が良くないのではとも改めて感じました。

online開催のときにはdiscordを使っていたので、情報が閉じちゃっていましたが、今回はまたTwitterのハッシュタグで追えるようになっています。

日曜日(今日ね)はちょっとやらなきゃいけない仕事があったので終電には帰ろうとちょっと早く抜けたのだけど、週末は終電一本早いのを知らず。タクシーも来ない駅で途方に暮れた結果、結局1時間弱歩いて帰宅することになりましたとさ。

さて、次回のMishima.sykは10月に開催する予定です。そして10年目を迎えることになります。みなさんもとっておきのネタを持参して参加してもらえると嬉しいです。

Mefjus & Camo & Krooked - Break Away

I've been into d'n'b since 1995. This tune is, imo, in the top 10 of all time d'n'b tunes!

そもそもMefjus好きすぎて前職の基幹システムは名前をもじってmefjuzにしたくらいだしな。

「もっとホメて欲しい」の心理について考えてみた

先日ツイートした件について深く考えてみる機会があったのでメモ。

私は褒めることと叱ることはだいたい同じ行為だと思っています。ある行動があったとして、褒めるというのは良い面に目を向けてそういう行動を奨励するという外的動機づけであり、叱るというのは悪い面に目を向けて、その行為を繰り返さないような外敵動機づけだと考えています。どちらも上下関係を前提とした行為であり、部下は上司を叱ることもないし、また褒めることもないでしょうから、トップダウンな組織構築を意図しているように思います。

私はそういう組織構造が好きではないので、上司部下同僚にはかならず「さん」という呼称を使いますし、呼び捨てにしたり君付けで呼ぶ部下が管理職に昇格した際には「さん」で呼ぶように強くお願いしてきました。そして、ホメたり叱ったりせずに感謝するという行為でフィードバックを心がけるようにしています。

という状況で「もっとホメて欲しい」という訴えを聞いて

なんで上下関係を欲しがるんや!、そいつらだけ明日から「君」づけで呼んだろかー?

と憤慨していたのが先日のことでした。

で、上記のことをネタにコーチングを受ける機会がありまして、コーチからいくつか指摘されました。その一つが、

「会社へのエンゲージメントを感じる2つの要素として「貢献実感」と「成長実感」がありますが、fmkzさんは貢献実感に偏っているように思います」

というものでした。

確かに、貢献実感は成果とか昇給昇格に強く結びつくもので、行動承認は軽視しているなぁとは思います。でコーチにこのあたりを食って掛かって見たのですが、コーチいわく

「褒める必要はないんですよ、成長したという事実の指摘にとどめればいいのです」

と言われて、ハッとなりました。

叱らない系のビジネス本だと、「叱らず事実の指摘に留める」と書いてあるように「ホメずに事実の指摘に留めれば」いいんだ!と。

よくよく考えて見ると「褒める」「叱る」は表裏一体なのでそりゃそうだとAha体験を得ました。そういう指摘は積極的にフィードバックしようと強く思いました。

しかしながら、自分にとってそもそも成長実感は自分だけが感じられれば満足できるものであり、他人から指摘されるべきものという認識がまったくなかったので、人生の意義を他人に委ねて何が楽しいのん?という憎まれ口だけ残しておきます。

そういう人たちはSOTAに近づくことはできても超えることは無理よね?