ウェブ文章術他

時間があったので流し読み

ProductName 零細企業のホームページが繁盛店に化けた理由(ワケ)
望月 聡
技術評論社 / 1554円 ( 2011-06-08 )


amazonの書評の長文、ただの応援メッセージじゃないか?とちょっとステマ臭いのいくつか混じってんなというのはおいといて、マーケとか接客の本ですね。

  • 検索上位と売上は連動しない
  • クリックするとお客が逃げてしまう

二番目の理由から、縦長ページを推していて制作実績にも縦長ページが多かったのでなるほどなぁと思った。なんであんな読みにくい広告みたいな体裁のページが存在するんだろうと思っていたので、参考になった。Web解析とかみると遷移率とか考えるけど、そういうのをすっ飛ばしてもっとシンプルに訴求してんのね。

でも縦長ページはスマホで見る気にはならんでしょね

ProductName お客様から選ばれるウェブ文章術
平野 友朗
日本実業出版社 / 1680円 ( 2011-11-19 )


ウェブサイトを中心にすえて、facebookやtwitterのようなメディアはそれを補完するような位置づけで。っていう全体的な戦略に閑する入門書かな。

  • 文章は読むヒトが知りたいと思うことを先回りして書け
  • 抽象的な質問は避ける

読んで面白いとか役に立つのは多分後者なんだろうけど、新しい発見があった(縦長ページの秘密)のは前者だった。

ラーメン屋バカ一代

飲食業の失敗談を面白おかしく。

ProductName ラーメン屋バカ一代 哀愁の経営失敗物語55
内海啓比己
幻冬舎 / 1050円 ( 2011-07-26 )


学生の頃に飲食店はいくつかバイトしてたけど、つり銭ちょろまかしとか、伝票操作はあるあるだったなぁ。

そういうテクニックの開発力はバイトも社員もすごいよねー(棒)読んでたら色々思い出した。

そういえば、アルバイトしてた店の店長が馬券買うために、店のお釣りのプールを軍資金として流用してるのがバレて首になってたなぁ。

ライフログ関連二本

ライフログのすすめとかライフログ入門なんかとくらべるとコアさが減っていてカジュアルな感じになってきている感じがするが、それはスマホとアプリが充実してきているという状況が大きいんだろうな。

最近ライフログ系を二冊読んだのでまとめて。

記録するだけでうまくいく

久々のDiscover。ライフログが、ビジネス本のノリで書かれていて技術職は皆無。アプリを選択してよろしくやろう的な内容です。

ProductName 記録するだけでうまくいく
佐々木 正悟
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 1575円 ( 2012-03-12 )


たった一度の人生を記録しなさい

こっちもアプリをどう選択するか。

ライフログの基本は忘れる前にメモだけど、僕は忘れるためにメモかなとも思ったりする。思い出したほうが新鮮だからね。

両方共Evernoteを推してた。自分はあまり使ってないんだけども。

まあ、自分の場合はブログがライフログを兼ねているので。

仕事に役立つインテリジェンス

創薬研究ももちろんだが、研究職として働いてるヒトの解決しなきゃいけない問題そのものが、あるかもしれないないかもしれない答えを探すことのほうがずっと多いので一章の問題の分類の図は分かりやすい(どこかでみたことあるので一般論だろう)。

不確定問題は、情報のインフォメーションよりも分類推定の役割が大きくなる、つまり仮説構築力とかアブダクションとかそっちが求められるってわけですね。

本書はどっちかというとベイズ推定の入門的な立ち位置なのかなぁ。誤信を避けるような内容が多いし。仮説を適宜見なおそうとかそんな話も入ってるから、情報分析全般の入門書っていう位置づけなのかな。ちょっと全体像がつかみにくかった。

ProductName 仕事に役立つインテリジェンス (PHP新書)
北岡 元
PHP研究所 / ?円 ( 2008-03-15 )


「牛丼一杯の儲けは9円」を読んだ

売上を増やすか、原価を下げるかだけど後者の話。

プロセスの改善の話とか、不正ギリギリをついていくテクニックとか、価格交渉の話とかなかなかおもしろい。

特に面白かったのは、商品を知らない相手に高く売りつける技術

  • 身だしなみをしっかり
  • 商品に閑する相手の知識レベルを知る
  • 商品のメリットだけでなくデメリットを紹介することで信頼を勝ち取る
  • 大手も同じような仕入れをしていると安心させる
  • 価格は言い切る
  • エトセトラ

筆者が「売り買いは知的ゲームだ」と書いてある部分は同意できるかな。基本的に客が分かる価値の最大化が戦略でしょう。

実際に似たようなことを経験した。去年ぐらいに部署を移って、昔付き合いのあった会社の営業が売り込みにきたんだが、製品の技術とか関係ない接待トークみたいなノリで営業してきたので、製品の細かい部分を事細かに質問したら、

「次回は技術のちゃんとわかる営業を連れてきます」

と言ってきたので、

「以前はちゃんと技術の分かる方も毎回同席してたはずなんだけど、今回は時間の無駄でしたねー」

とチクリと返してやったら、

「御社の前担当者は技術をあまり理解なさらなかったので」的なことをポロリした。

あちゃー確かにバレてるわと思ったのであった。

営業と詐欺のあいだ

お客様につたえること

  • メリット
  • 信頼
  • 価格

ProductName 営業と詐欺のあいだ (幻冬舎新書)
坂口 孝則
幻冬舎 / 777円 ( 2008-09 )


相手の自尊心を理解する

ソーシャルメディア進化論

amazonでは評価が分かれているが、物語としてみればそれなりに面白かった。数学的な話は殆ど出てこないし、ネットワークモデルとかかじったことがあれば、数学的になんかおかしい理論展開だなぁと思うけど。

ProductName ソーシャルメディア進化論
武田隆
ダイヤモンド社 / 1890円 ( 2011-07-29 )


ソーシャルネットワークとマネタイズを如何に両立させるかっていうあたりを拾い読みすればいいんじゃないかな。 コミュニティデザインのあたりは参考になることがあるんじゃないかなぁ。

改めて読みなおしてみると確かに自社宣伝臭はちょっと強いかもと思った。

  • 繭化の問題に対する処方箋は、実名性を高める方向ではなく、匿名性を維持したまま、社会につながるモデルであるということになる。
  • Facebookのように実名性を高め、オープンを強要すれば本音は隠れてしまう。

デザインのための数学

黄金比だけでなく白銀比があるというのは知らなかったし、白銀比とA4やB5の話が面白かった。

ProductName デザインのための数学
牟田 淳
オーム社 / 2310円 ( 2010-10-23 )


数学とは直接関係ないのだが、割れにくいシャボン玉液の比率は参考になった。

内容はちょっとデザインよりかな。twitter の新ロゴデザインが美しすぎて調べてみたら、黄金比で構成されてた。なんかに興味があれば読んでみればいいんじゃないでしょうかね。

Introduction to Information Retrieval(IIR)の日本語版

Introduction to Information Retrievalの日本語版が出版されるようなので予約してみた。

ProductName 情報検索の基礎
Christopher D.Manning
共立出版 / 8400円 ( 2012-06-23 )


数学ガールが届いた

ついでにマクルーハンも。

1338629404

ProductName 数学ガール ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)
結城 浩
ソフトバンククリエイティブ / 1995円 ( 2012-06-01 )


マクルーハン理論

ProductName マクルーハン理論―電子メディアの可能性 (平凡社ライブラリー)
マーシャル マクルーハン
平凡社 / 1260円 ( 2003-03 )