ソーシャルメディア進化論

amazonでは評価が分かれているが、物語としてみればそれなりに面白かった。数学的な話は殆ど出てこないし、ネットワークモデルとかかじったことがあれば、数学的になんかおかしい理論展開だなぁと思うけど。

ProductName ソーシャルメディア進化論
武田隆
ダイヤモンド社 / 1890円 ( 2011-07-29 )


ソーシャルネットワークとマネタイズを如何に両立させるかっていうあたりを拾い読みすればいいんじゃないかな。 コミュニティデザインのあたりは参考になることがあるんじゃないかなぁ。

改めて読みなおしてみると確かに自社宣伝臭はちょっと強いかもと思った。

  • 繭化の問題に対する処方箋は、実名性を高める方向ではなく、匿名性を維持したまま、社会につながるモデルであるということになる。
  • Facebookのように実名性を高め、オープンを強要すれば本音は隠れてしまう。

デザインのための数学

黄金比だけでなく白銀比があるというのは知らなかったし、白銀比とA4やB5の話が面白かった。

ProductName デザインのための数学
牟田 淳
オーム社 / 2310円 ( 2010-10-23 )


数学とは直接関係ないのだが、割れにくいシャボン玉液の比率は参考になった。

内容はちょっとデザインよりかな。twitter の新ロゴデザインが美しすぎて調べてみたら、黄金比で構成されてた。なんかに興味があれば読んでみればいいんじゃないでしょうかね。

Introduction to Information Retrieval(IIR)の日本語版

Introduction to Information Retrievalの日本語版が出版されるようなので予約してみた。

ProductName 情報検索の基礎
Christopher D.Manning
共立出版 / 8400円 ( 2012-06-23 )


数学ガールが届いた

ついでにマクルーハンも。

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ProductName 数学ガール ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)
結城 浩
ソフトバンククリエイティブ / 1995円 ( 2012-06-01 )


マクルーハン理論

ProductName マクルーハン理論―電子メディアの可能性 (平凡社ライブラリー)
マーシャル マクルーハン
平凡社 / 1260円 ( 2003-03 )


ちょいデキ!

新幹線の中で読んだ。付箋を忘れたのであまりかけないのが残念だが、ちょっとしたTips集になっていて、面白いことが色々書いてあるので、ブックオフなんかで投げ売りされてたら買って読んでみるといいです。

ProductName ちょいデキ! (文春新書)
青野 慶久
文藝春秋 / ?円 ( 2007-09 )


年収崩壊

5年くらいの前の本をブックオフで買って、当たっているかなぁと答え合わせを兼ねて読むのも面白い。本書では「年収300万円も今や危うい」って書いてあるが、結局上向く気配もないだろうし、まぁこれからもないだろう。

それでも、経済成長を目指すっていうのはいばらのみちでしょうね。人口が減少している国で経済が成長しているという例はあるんだろうか?

結局は節約しましょうっていうのが本書のサバイバル術の主張なんであまり面白いことはかいてないんだけどね。

ProductName 年収崩壊―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」 (角川SSC新書)
森永 卓郎
角川SSコミュニケーションズ / 798円 ( 2007-10 )


さて、僕が常々不思議だなぁと思っているのが、本書に書いてあるように

若いうちは本来の貢献よりも安い給料で働き、年をとったら働き以上の給料をもらうのが年功序列

だというわけです。実際に僕もバリバリ働いてた頃に、給料少なすぎんだろって上司に噛み付いたら、上と同じような返事が返ってきたし、労組系のヒトは基本的にこういうマインドですね(その当時の上司もそうだった)

なので、成果主義に移行した時点で労組は一定の役割を果たしたってことで解散すればいいのに、なぜかユニオンショップに移行してしまったりとか。あほくさすぎて、それ以来一切組合に関わらんようにしてる。

これからの働き方において、労組は枷にしかならないんじゃないかなぁ。

結論

労組は堕落、給料は下落

友人の結婚式

もう一ヶ月以上経ってしまっているが、料理も式も素晴らしかった。

中身は白馬錦だったかな。

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前菜

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茶碗蒸し

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紹興酒

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フカヒレ

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オマール海老だったと思う

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肉旨かった

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沼津でボート釣り

ボート釣りは二年ぶりくらいじゃなかろうか

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お約束のヒイラギ

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息子と娘は全部お膳立てしてやって、あたった竿のリールを巻かせるだけの仕事。これはキスが釣れた時のものだと思う。

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娘と息子がキスを釣って僕はメゴチ一匹という悲しい釣果。

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また行きたい。

ATNDのイベント参加状況をフィンガープリントにしてbayonでクラスタリング

ATNDはアテンションのデータとしても興味深いわけで、ATteNtion Dataとして使ってみたいなぁと常々かんがえていたわけですが。

静岡javaScript勉強会が丁度よさげなデータだったので、対象者の参加した他のイベントに参加(1)不参加(0)っていう10のビットをフィンガープリントとして bayonを使ってクラスタリングをしてみた。

import json
import requests
import time

event_id = 19418
event_url = "http://api.atnd.org/events/users/?event_id=%d&format=json" % event_id
r = requests.get(event_url)
ev = json.loads(r.text)

for u in ev['events'][0]['users']:
    nickname = u['nickname']
    user_url = "http://api.atnd.org/events/users/?user_id=%d&format=json" % u['user_id']
    r = requests.get(user_url)
    ev = json.loads(r.text)
    events = [str(e['event_id']) + "\t1" for e in ev['events']]
    print "%s\t%s" % (nickname, "\t".join(events))
    time.sleep(1)

これでTSVのファイルを吐くので、js.tsvとでもしてbayonで実行する。44人いるので6クラスにわけてみた。

$ bayon -n 6 js.tsv 
1   まあこ logicraft   y.yabe  tomof
2   Kaz_110 yukio.47    secondarykey    となか ando_ando_ando  harumakiyukko   keito5656
3   polidog でみ/DEMi k0sukey
4   tano4510    bontakun_R  aalt    wangzhi planpot オーイシ
5   Hotti   kawario you39   ahonuishino jamireon    motokix _wa_    toniokatanuki   Wataru \
 Yokoyama   deep    keiyuyama   haru_iida   fmmfm   enkue   dongame Shinichi Nabeta nckt \
    muchico Lasty
6   fujimaruJP  w1mvy   taka2geek   eibiisii    iori_ma

5群はその他をまとめた感じですね。1群はフロントエンド寄りの人達で、2群はサーバーまわりを好む人達ですね。3,4群は地理的な制約も受けてるのかなぁと思ってそれぞれの人達の参加したイベント眺めてみたんだけど別れ方がよくわからん。クラスタ数を小さくしてっても3群はなかなかどこにもマージされんしなぁ。ネガティブな特徴(不参加の状況が似ている)が出ているんだろうかねぇ。

「決算書の暗号を解け!」は良書

生き方指南系で有名な勝間和代さんの本だが、本書は純粋に決算書の読み方に閑する本でしかも面白い。 本書を読み終わった時に、丁度自分の会社の決算短信が出てたのでニヤニヤしながら読んでしまった。

100円台で手に入る本なので買いだと思いますよ。

ProductName 決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
勝間和代
武田ランダムハウスジャパン / ?円 ( 2007-10-25 )


科学論文の実験データもそうだけど、自分で数字をいじれる裁量の余地がある部分はある程度決まっていて、そこに無理のある解釈を入れると他が必ず歪みます。決算報告書なんかの会計も一緒だそうで、どこの数字をどういじるとどこに歪みが生じるかっていうことが丁寧に書かれていて、分析が好きな人にとっては本書を読むことで数字パズルという新たな玩具が手に入ります。

営業なんかから情報を仕入れていれば、自社の内情を知っていると思うので決算報告書が超楽しめるようになります。それだけでも読む価値アリですね。

尚、前提知識として簿記三級くらいは必要かもしれませんが。

  • 貸借対照表はあくまでも「会社が買った時にその資産がいくらだったのか」ということを主に示すもの
  • キャッシュフロー計算書は、期初の現金と期末の現金の差が何故生じたのかを説明してくれるもの
  • 本当に成長している会社は利益だけでなくキャッシュも伸びていて、効率良く資産を使っている
  • のれん代の償却期間で守備的か攻撃的か判断できる
  • 通常は売上高の伸びよりも、営業利益や経常利益の伸びのほうが大きくなる
  • 費用候補は貸借対照表の資産の部に計上される
  • 棚卸資産を増やせば売上原価は下がる
  • 社債を発行してたら財務諸表を細かくみたほうがいい
  • アナリストのレポートはそもそも買いへのバイアスがかかっている