学力とは何か

僕は、あまり教師というものを重要視しておらず、学習はできるだけ家庭でサポートすればいいんじゃないかなぁというスタンスです。教育はオープンエンドのほうがいいと思っているけど、義務教育の仕組みの中ではなかなか難しいだろうしなぁと思うしね。

あと教師は(実際の社会を知らないし)子供に対して責任を持つわけじゃないので、そこの選択権は親と子供にあるべきだろうなぁと。そういう意味では社会でなんらかのサポートは必要なんじゃないかなと思う。例えば社会人(特にIT系)は勉強会と称して色々補っているけど、それをもっと子供をサポートするあたりに少し労力を割いてもいいんじゃないかなと思ってはいる。

「見える学力」が「知識」で「見えない学力」が「構想力」だと話が早いのだが、重なる点はあるが、大きなズレがあるようだ。しかし、「見える学力」と「見えない学力」という考え方は、学力や知的能力を考える上でとても大切な点である

自分の子供の世代が大人になった時に、今の義務教育から高校、大学っていうレールの先のジョブがよいものかどうかってのもよくわからんしなぁ。

  • 「ひとはもともと勉強するもの」なのか「ひとは勉強してひとになるもの」なのか

ProductName 学力とは何か (新書y)
諏訪 哲二
洋泉社 / ?円 ( 2008-12-06 )


にっぽん「食謎」紀行

グルメ系にありがちなウンチクとか食自慢の本。グルメは基本的にあるレベル以上は主観が大きくなるので、逆に淡々としてたら面白くないし。

豆腐の章が面白かったが、お揚げの話がなかったのが残念。

素数夜曲: 3章

1年生の娘に足し算、引き算を教えながら読んでる。それにしても娘の宿題のプリント面白くないな。あまりにも面白くないし、自分で教えてて退屈だったので加法の交換法則教えてみた。

ProductName 素数夜曲: 女王陛下のLISP
吉田 武
東海大学出版会 / 3780円 ( 2012-06-26 )


  • パスカルの三角形
  • カタラン数
  • フィボナッチ数列
  • コラッツ問題

あたりの話題を取り扱っていたが、知っている話が多かったので読み流した。

素数夜曲: 1,2章

前半が整数論で後半Schemeで独立しているので本書の読み方がいまいちわからないのだけど、とりあえず頭から順番に読んでみている。

ちなみにこの本も栞の紐が2つついているのだけど、二本用意されている理由がわからない。 Schemeの章も並行して読めばってことかな?

ProductName 素数夜曲: 女王陛下のLISP
吉田 武
東海大学出版会 / 3780円 ( 2012-06-26 )


大体知っている話ばかりだったので読み流したが、平方数の約数の数が奇数である理由を組みとして考えるのは面白かった。

プランB: 最初のビジネスモデルはうまくいかないが、その失敗を乗り越える

ビジネスモデルの話

業界の地図を塗り替えるような破壊的アイデアは実は、プランAからは生まれない。 その失敗を検証することによって生まれるプランBによって成し遂げられる

ProductName プランB 破壊的イノベーションの戦略
ジョン・マリンズ
文藝春秋 / 1995円 ( 2011-08-25 )


  • 類似例と反例
  • 混ぜ合わせと取捨選択
  • これは体系的なプロセス

ダッシュボードは重要

ダッシュボードとはプロセスを導き、追跡するための体系的記録である。

と書いてあるんだけど、いまいち重要性が理解できなかった。

小さく賭けろ!

小さく賭けることの利点は失敗を予測し、許容できることである。「素早く学ぶために素早く間違える」というのは探索的な研究においても重要だと思う。予測モデルつくるために境界がしりたいってのもあるしね

小さな賭けの原則

  • 実験する
  • 遊ぶ
  • 没頭する
  • 明確化する
  • 出直す
  • 繰り返す

ProductName 小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密
ピーター・シムズ
日経BP社 / 1680円 ( 2012-04-05 )


  • プラシング: butを使わずandを使う
  • ヒトは地位とお金を知性や見識と同一視するが、両者にはほとんど相関がないことが多い
  • 運のいいひとは悪い人よりも自分の周辺で起きていることに目を向けている
  • 未来を予測するもっとも確実な方法はそれを自分で作り出すこと

情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」

僕はFacebookが好きではなくて、というよりGoogle+派。

Google+がいいなぁと思う理由の一つにサークル機能があるが、そのサークル機能をつくったヒトの著作なので、面白かった。

色々SNSをつまんでいれば、なぜそういう設計になっているかとか理解できて楽しいし、おそかれ早かれ、企業の研究所もそういう仕組を取り入れなきゃならんだろうから、どういう設計にしよーかなーと色々考えるネタが脳内に投入されて楽しめる。

本書の主張は

ソーシャルネットワークは独立したグループが結びついて形成されている

であり、

社会の中には極端な影響力を持つ人物が存在し、情報の拡散には彼らが欠かせない

とは対立する考え方である。これはマルコム・グラッドウェルの「インフルエンサー」の話ですね。この発想は「世界がどのように動いているかという事実よりも、どのように動いて欲しいかという期待に基づいたものだ」と切り捨てている。神撃のバハムートなんかは実際どうだったのか気になる。

情報の拡散に関してはなかなかおもしろい考察だと思う。

ある情報が広く伝わるかどうかを左右する最も重要な条件は、影響力を持つ人物がいるか否かではなく、影響を受けやすい人物が十分に存在し、彼らが同じように影響を受けやすい人々とつながっているか否かである

放射脳系のヒトとかそんな感じかなぁ、あと津波の人情系のtweetが拡散した時も同じような構図だったかもしれない。影響を受けやすいってのは、内容とかによっても閾値が変化するだろうけど、脊髄反射レベルのretweetは「あーあれ系かー」ってなるしね。

まとめ

ソーシャルネットワークは目新しいものではなく、ソーシャルウェブは一時的な流行ではない

10章の結論に、これから数年でどうなりそうかというようなことが幾つか書いてあるのだけど、それは本を読めばいいと思う。

その他メモ

  • facebookの「いいね!」は、内容が本当に気に入ったからというよりも、相手との関係を築くための社会的シグナルを送りたいからなのである。
  • シェアされるのは事実よりも感情
  • 6次の隔たりのうち、中心に影響を及ぼすのは3次まで
  • インフルエンサー探索はコスト高
  • 専門家は身近にいて信頼出来る人物を指すことがままある

「考え方」の考え方

実体験に基づかないで伝聞から結論を導くのはどうなのかな?と思いつつ読んだ。

美味しんぼのトマトのエピソードなんて、実際にトマト植えたことがあったらあれどうなのよ?って思うけど、メタなタイトルだから、そういう話の組み立て方で文章を構成したのかもしれない。

なので、章の最後にまとめが箇条書きされているページがあって、そこだけ読めばこの本を読んだと思っていいだろう。

ProductName 「考え方」の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる
指南役
大和書房 / 1470円 ( 2008-10-23 )


すぐれた企画は模倣から生まれると思うので、模倣のためのストックをたくさんもつことの重要性は考えさせられた。

そろそろ娘にScratchを教えようかなと思っている

Yummy Ice cream makerってのが良く出来てておもしろい。

娘と息子が交代でアイス作りに励んでる。あいつら31大好きだからなー

icecream

娘は遊ぶ側よりも自分で作ってみたいようなので、僕の休暇中にでも少し教えてやるかなぁと思っている。

でもそうすると娘にmacbookが必要だから今持ってるのを娘にあげて、僕はMBAでも買わないといけないなぁと。

ProductName APPLE MacBook Air 1.8GHz Core i5/13.3/4GB/256GB MD232J/A

アップル / 112173円 ( 2012-06-13 )


Photoshop Elements 10を買った

OSX 10.7にしたら、BambooについてたPhotoshop Elements 4が動かなくなって不便だったのでPhotoshop Elements 10を購入。

僕はたまにしか使わないんだけど、娘がお絵描きにつかっているからまぁいいかな。

ついでにScratch教えろって言われてるから、明日あたり一緒にやるかな。

数当てゲームでもつくれば喜んでもらえるんじゃなかろうか?

なんか小学生低学年が喜びそうなサンプルはないだろうか?