職位と人間の格を混同しがちというか役職と人格を同じものとして捉えてしまう人は結構いがちだと思います。 人が人を評価するからしょうがないのかなーとは思いますし、昭和感満載の会社の人事部の人とかはその傾向が強いように思います。ただ、転職先に後から入社してきた上司が前職部下の部下になったとか言う話はよくありますし、実際に前職でも見てきたので、役職と人格は切り離しておいたほうがよいよねとは平成の早い段階で強く意識したことは覚えています。
そんな経験がありまして、自分の場合には部下に転職できるようにしておいて現職で全力を尽くしてほしいと言ってるし、職位は単なる役割だと思っているので、役職と人格を結びつけることは少ないのかなぁと思っています。あとは部下がそういうマインドでいるよと思っていたほうが、部下に対し横柄な態度を取ったりしない自制心につながったりしてよいのではないのかなぁと。一方でその裏返しとして「部下の成長に対して責任を負ってない」ように見えるとかフィードバックを受けることもたまにあります。
もう一つされた指摘で心に残っていることは「fmkzさんって相手をあんま染めないですよねー」と言われたことで、確かにーと思いました。意外に偉くなると〇〇チルドレンを作りたがるひとっていますよが、同質に染め上げて何が楽しいのかねとかと私は思うのだけど、あれはアライン(意思の伝達)がやりやすくなるんだろうなぁと考えています。軍隊とかのトップダウンの組織のあり方としては良いのかなぁと思います。
私のマネジメントのあり方は、完全に自分のDJの考え方に立脚していて、沖野修也がしめしたように「曲という小さな物語をつなぎ合わせてより大きな物語を作りだす」ように「サイエンティストという個性をつなぎ合わせてより大きなサイエンスをする」ってことなのかなぁと理解しています。BPMいじったり、Fxかけたりするけど基本的には曲そのものを大きくいじることはしないし、違うジャンルの曲をつなげることが好きですね。同じ曲を何度も繰り返してもそれはDJingとは言えないしなによりつまらんよねぇ。
とか考えるとマネジメントが人格批判をする行為って、DJが作曲そのものに文句を言う行為なのかなぁと。