読んだのは文庫版のほうだけど
ゲーミフィケーションが内発的動機づけを促すデザインを考えることであれば、それをface to faceというか人間-人間系のインタラクションの中でうまくやるようなデザインを考えているのが自己啓発系の本だろうなぁと思ったので名著と言われるカーネギーの「人を動かす」を読んでみた。(まぁ読む順番としては逆な気もするが)
内容としては受け手側である方の内発的な動機づけをどう引き出すか?そのためにどう自分をデザインするかという観点で読むと色々発見があって面白いです。
本書を読む前は「馬鹿にむかって馬鹿だと接してナニが悪いんだ?サイエンティフィックに正しければそれでいいだろう」と思っていたが、読後にはそういうやり方はシステムのデザイン方法論としては間違っているかなと思い直した。対人関係ももう少しかんがえようっと。ゲーミフィケーションを使ってシステムを改善しようとしているのに、一番重要な自分っていうインターフェースのデザインが悪かったら結局楽しくないだろうしな。
- およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない
- 強い欲求を起こさせる
- 議論に負けてもその人の意見は変わらない
- 相手が反対するのは関心があるからで、大いに感謝すべきだ
- 人にものを教えることはできない。自ら気づく手助けができるだけだ
- 相手が即座にイエスと言える問題を選ぶ
- 相手に思いつかせる
- 命令せず意見を求める
- わずかなことでも惜しみなく褒める