例えば職場なんかでも新規アイデア募集(インセンティブとして採用された方には図書券)なんてことをやったりするけど、そういう外発的動機付けのやり方だと持続力がないわけですね。
ちょっと前にOSQAを職場に導入してみたんだけど、ユーザーが職場全体の1割にも満たなくて、ちょっと苦戦している。新規登録がめんどくさいってのもあるだろうから、それはOpenIDでも使ってなんとかするとしても、参加したいと思わせるような仕掛けを作るのがなかなか難しいですね。
結局のところ内発的動機付けでポコポコとやる気がわいてくるようなフレームワークを考えないといけないわけだが、そういうのに対してゲーミフィケーションって名前がついてるようなので、よさげな書籍をチョイスして読んでみた。
本書はゲーミフィケーションをマーケの観点からバズワードとして捉えてマネマネとあおるようなないようでなくて、モチベーションのコントロール手法をどうやって社会に応用するかという観点からまとめてあるので、モチベーション3.0とかReality is Brokenなんかを読んだことのある人にはおすすめですね。
話の流れが、「ソーシャルメディアとは」から始まって「ソーシャルゲーム」の話しにながれて、モチベーションとは?ゲーム以外の事例の紹介という感じになっている。
カイヨワによる遊びの分類
- 競争
- 偶然
- 模倣
- あいまい
プレイヤーのタイプ
- アチーバー(達成意欲重視)
- エクスプローラー(好奇心重視)
- ソーシャライザー(交流重視)
- キラー(競争心重視)
ゲーミフィケーションフレームワークの適用
- 利用者と目的の理解
- 可視化要素の検討
- 目標要素の検討
- ソーシャルアクションの検討
- プレイサイクルの検討
- ゲーミフィケーション適用後の改善の検討