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16 05 2011 work life Tweet

二人で時代を生き抜くお金管理術

アクセスログを見てたら著者からリンクを張られていたので、チラ見したらいいかげんな書評書いてたので萎えた。

最近、思うことがあるので少し読みなおしてきちんと書きなおしてみた。

尚、著者の方がblogのタイトル間違えてますが「澤姫」ってのは栃木の酒蔵です。美味いです。東北の酒が話題になってますが、この酒蔵も被災しているので見かけたら買うといいと思います。Save The 栃木酒ってことで。僕も夏休みに実家に帰ったら栃木の酒を飲みまくる予定ですよ

ProductName 夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術
花輪 陽子
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 1365円 ( 2010-06-16 )


まず背景として、日本は緩やかに衰退していていて止まる気配など見せてませんね。最終的にはアジアの勢いのあるところに抜かれていくか、抜かれないにしても漸近的に近づいていくことになるんじゃないかなぁ。

あと、年金は僕らの世代は「もらえない前提」でしょう。人口減少しているのに若者世代が老人を支えるというのはかなり無理があると思いますね。ゆるやかにベーシック・インカムに移行しつつ、相続税100%くらい課さないと所得の世代移転がなされずにかなり硬直化するんじゃないかなぁ。せめて土地だけでももっと流動化して欲しいですよねー。

労働に関しては、一昔前のようにずっと同じ会社に勤め上げたとしても、退職金2000万円なんて難しいでしょう。労組の資料をよく見れば分かると思いますが。労組自体も若者から老人に所得移転しつつ逃げ切る組織になっているところが多いんじゃないでしょうか?能力があって本来もっと高い賃金で労働力を売るべき人間がロックされているのはよろしくないことだと思います。

そこで、なぜロックされているのか?ライフプランが間違っているけど修正できないのはなんでじゃろかなー。どうしたらこの閉塞状態からぬけだせるかのぉ?と思ったときに読めばいいのが本書ですね。

本書自体の主張は夫婦で600万円を目指すにはどうしたらいいかということを説いているのだけど、基本的にリスク分散するにはどうしたらいいかということです。二人で手堅く行くなら600万円を目指す路線ですが、ある程度の収入を片方が担保できればもう片方は積極的に攻めていくというのもありだと思います。むしろそうやって閉塞状態からの脱却を模索するというのも夫婦のライフプランというか戦略のひとつであるように思います。

本書は手堅く生きていく方法論だと思いますが、これを踏まえた上でどういうアグレッシブさを醸しだしていくかを考えてみると結構面白いと思います。

守破離ですよ、奥さん!

みたいな。

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