コーチングでもファシリテーションでも問いは大変重要な技術なのですが、なかなか上達しないのもまた事実。
本書はよくまとまっていて丁寧に書かれているので会議でファシリテーターをやっている人はこれからやらなければならなくなる人は必読です。
最後の方に「とっさの質問リスト」があるので便利
- ファクトリー型の環境適応による現代病
- 判断の自動化により、認識の固定化
- 部分的な分業に寄る、関係性の固定化
- 逸脱の抑止による、衝撃の枯渇
- 手段の没頭に寄る目的の形骸化
- チームのポテンシャルを引き出す望ましい「反応」をねらって、どの未知数に、どのようにスポットライトを当てるとよいか、「質問」を工夫する
- 心理的安全性と意見を言うことは鶏と卵の関係、つまり「意見を言いやすくしていくうちに心理的安全性が高まる」とも考えられる
- 観察を交えるガイドラインとしての問い
- なにかに囚われていないか
- こだわりはどこにあるのか
- こだわりはずれていないか
- 何かを我慢していないか
- 問いかけの基本定石
- 相手の個性を引き出し、こだわりを尊重する
- 適度に成約を書け、考える切っ掛けを作る
- 遊び心をくすぐり、答えたくなる仕掛けを施す
- 凝り固まった発想をほぐし、意外な発見を生み出す
- 質問は組織やチームに石を投げて攻撃する手段ではない