404 not foundの書評が面白かったので買ったのだが、内容がなかなかアタマに入ってこなくて、ダラダラ読んでた。やっと読み終えた。
お金をどこにまわすかはあきらかなんだけど、それやっちゃうと票集め的にはいかがなものかということになっちゃうのでなかなか難しいのよねーという結論でOKか。
- 制度的に「最低賃金の引き上げ」や「非正規雇用の正規化」を企業に押し付けると、雇用悪化等の弊害がある
- もともとは各個人の問題である失業を、国全体の経済問題としてとらえることは、簡単ではない。気の毒な失業者と自業自得を区別することは難しいから
- 不況の長期化は貯蓄のパラドクスによって起きる
- 日本では、勤続年数が15-19年になると最初の4年よりも44.5%高い賃金がもらえる
最後の話は、本当に理不尽なシステムだなぁと思う。このようなシステムがいつまで耐えられるのか興味はあるが。
今思うと「属人的な手当を廃止して成果主義に以降」ってのは子育ての終わって逃げ切るような世代の給料を下げずに若い世代からやんわり給料をカットするいい口実だったのかなぁと思わないでもない。