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24 07 2012 life Tweet

生きづらさはどこから来るか: 進化心理学で考える

進化心理学はちょっと突飛な感じがするが、よくよく考えてみると納得する。

社会学と生物学の視点から、現代的な進化理論を用いて、感情、認知、性的適応の進化などを含めた人間の本性を解明する学際的な学問

著者はもともとバイオインフォマティクスの人らしいので、トンデモ感はなく、論理的に納得性の高い考察が与えられていて非常に面白く読めた。

僕のバックグラウンド的には、

すべての未来は量子力学で計算できるが複雑すぎて解けない

みたいな感じだけど、進化的な制約をうまく使って人の感情的な行動を説明しているのは面白い。ゲーミフィケーションにもつながるんだろうなぁと思ったりもする。

ProductName 生きづらさはどこから来るか: 進化心理学で考える (ちくまプリマー新書)
石川 幹人
筑摩書房 / 819円 ( 2012-07-04 )


  • 私たち人類の心身は一万年前から進化しておらず
  • 一律の教育は役に立たない
  • 双子研究の結果、教育を含む共有環境は正格や能力発揮にほとんど影響しなかった
  • ルールの破り方にも意味がある
  • 高齢者の介護は生物の観点的には非生産的で非合理的な行為
  • 人間はサルから幼形進化した

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  • もう5年目(wishlistありマス♡)
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