考具の著者の監修だということもあって読んでみたが、名前の通りアイデア出しのためのテクニックバイブルだった。
自分の発想力を運用する
ためのリソースブックですね。
序部はアイデアパーソンになるための11の習慣付けの方法が書いてあり参考になるが、
- アイデアを収集するためのブレインバンクを作る
- 素早くメモをとる
っていうのはEvernoteでいいかなと。今はgoogle tasksにひとつメモ用のリストを用意してるんだけど収集には向かない。
主に以下のセクションに分けてテクニックをまとめてあるので、自分の能力バランスを考えるときに参考になる。 僕は特に直感的思考を高めるためのテクニックのセクションを、えーナニコレ気持ち悪いと思いながら読んでいたが、読後に改めて自分のバランスを考えると論理的な思考をすることに結構縛られているので、もうちょっと直感を養う訓練をしてもいいのかなと。
- 左脳(論理的思考)
- 右脳(直感的思考)
- 協調(共同作業)
論理的思考を養う
大体ビジネス本に出てるけど、まとまっているのでパラパラめぐって眺めても楽しい。
一つの視点はあらゆる可能性の一つにすぎない
ので代替案を効率的に探索する手法が必要ですね。
- SCAMPER(オズボーンのチェックリスト)
- 逆転
- アイデアボックス
- マンダラチャート
- フェニックスチェックリスト
- ブルートシンク
チェックリスト系のものは本の最終ページにツール集としてまとまっているので便利。
ただし、
言語的な発想法を使いすぎると、自分の発想力が電子レンジで温め直しすぎたコーヒーのようになってしまうことがある。そんなときは、発想法を変えて、想像力を”入れたてのコーヒー”にしておくべきだ。
だそうだ。
直感的思考を養う
部の最初に直感力で問題を解く5つの要素を上げている。
- よく知らない問題に、どう取り組むべきかわかる能力
- ある分野の問題を、それとは無関係な分野と関連付ける能力
- 問題の核心部分を認識する能力
- 問題の最終解決をあらかじめ見通す能力
- 感覚で解決策がわかる能力
先にも上げたが、このセクションを読んでいて、「あーそうだよね」と「えーこれはどうなの?」というテクニックがあったので、分類してみた。
しっくりくる
- 青い薔薇
- ユーリカ!(インキュベーション)
- 類推する(アナロジー発想法)
- 論理を超える(パラドックス発想法)
- 象形文字
しっくりこない
- もしも話(フィクションストーリー発想法)
- 夢日記発想法
- 潜在意識からのメッセージ(ダ・ヴィンチ・スケッチ発想法)
- 入眠時幻視
- 幻視の旅(シナリオジャーニー発想法)
- メンターズトーク発想法
分けてみると、潜在意識に語りかける系のテクニックをあまり重視していないのかもしれない。論理的に物事をすすめていくやり方に縛られすぎてるのかな。これに関してはもう少しゆっくり考えてみる。
協調作業
協調作業は、協調作業をするための人をどう集めるのか?というところに一番高いハードルがあるし、特に職場での仕事の場合チーム構成は与件でありコントロールできない要因なので、基本的に期待はしない。つまり、個人的にはコラボレーションは非常に重要視するけど、依存はしないというスタンス
セクションの中ではアイスブレイクとブレインストーミングの手法に関して説明している。