まず最初に、所謂入門を読みたければライフログのすすめを読むべき。
または著者の連載楽しめたら買えばいいと思います。
結局のところライフログというのは自分自身を知りたいという欲求からくるもので、それは極めて個人的なものであり、本人が重要視しているものを他人が同じように重要と思うかはわからない。そういう意味で本書は美崎薫さんのライフログの実践を通して、自分にとって役に立つヒントを得るための本である(と僕は解釈している)
なので、少し片足突っ込んでいる状態でないと面白くないかも。
- ライフログとは、この月並みで特徴の見つけにくい凡庸な記録の山をヴィンテージの宝物に変える技術である
- ライフログとは、ログをとれるセンサー機器と蓄積できるストレージの発達によって生まれた様々な人生の断片を組み合わせて活用する作業であり、活用可能な状態のログをいう
- ライフログの大部分の記録は、この単調で日常的な情報である
- ライフログがブームになりにくい大きな理由は二つあると考えられる。ひとつは、プライバシーの問題であり、もうひとつは何がライフログかという定義があいまいなのでサービスしにくいということである
- パーソナルライフログの目的は何を知っているか知らないかを知ることであり、人生についての新しい知見を得ること
- 世の中にはバナナのシールを集めるコレクターもいるのだそうだから、なにをもって自分らしく生きるかなんてことは、自分で考えればいい