「7割は課長にさえなれません」と一緒に注文した。両者とも読みやすいが、課長のほうは社会的な構造のほうに焦点を当てているのに対し、人材のほうは、どういう組織を作っていくべきかという前向きな内容。
なので理想論というか、ちょっとリアリティに欠けるという感じはする。本書の内容は目指すべきだけど、そのためには、既存の枠組みを潰さないといけない組織の方が多いんじゃないかなぁと。どこかで一回リセットしないといけないけど、それはなかなか難しいかなぁと(今の組織にいると)思う。
ただ、近い将来の展望はどちらの本も一緒で、普通の能力のレベルから海外のアウトソースの対象になって上と下の生き方が二極化される。そのレンジは海外との賃金格差がなくなるまで落ちていくだろうというのはまぁそうだろう。
- OJTの終焉
- 退職していくヒトの扱い
- ITサービス提供者がユーザー教育をするという高い志
- バックワードチェイニング
- どういう人とチームを組むのかが、ある人の成長の重要な部分を決めてしまう(仮説)
- 読書とは他人が苦労して得た経験を、考えられないくらい格安で手に入れること