フェアトレード自体にはあまり興味があるわけではなかったのだけど表紙がなかなか良さげだったので読んでみるかなと。ちょっとだらだらとあって読み疲れた章もあったが一通り。今の仕事のやり方に重なるものがあるかなと思った。
- インドの茶園のシステム
- サスティナブルな価格とはなにか
- よその土地のことは、そこの人達に任せておけばいいという考え方では、今の世界経済の影響の及ぶ範囲を考えてありえない。
- よかれと思って介入するのが開発援助
- フェアな価格とはなにか?
- 最良の実践モデルができてみないとわからない
- 持続可能性のある価格付け、つまり取引するもの同士が疲弊しない
- こんなものが世の中にあるべきではないと言う前に、どうしてそのものが存在するのかというところから、時代や社会をみつめる必要がある
今の成果主義とかって、焼畑農業みたいなもんだよなぁと。ちょっと力の入れ具合を間違えると、小作人としての労働者は疲弊してしまうよ。さらに、人事に関しても最良の人事モデルというものができてみないとフェアな給料なんてわからんしな。あと、持続可能性のある職場作りとか叫ばれるころにはすでにその職場はぼろぼろでなんも生えてこない的なとこも一緒だなぁと。