この前の話をもうちょっとちゃんと書いてみる。
情報伝達とその重要度の軸としてはpush-pull,stock-flowというものがあって、pull,flow象限に対応する媒体に周知事項を流すとかpush,stock象限に対応する媒体にブロードキャスティングなお知らせ情報を送りつけるとかは良くない。
あともう一つ、data-knowledge,stock-flowという軸も考えられる。知識ベースを作りたいという欲求はどの組織にもあると思うんだけど、そういう場合基本的にpullな媒体を使うことになると思う。
はてブのブックマーク自体は単にデータだし、コメント昨日は単なる意見の集合体だから知識とは言えない気がする。
あとtwitterも似たような感じだけど、なんとなくフォロワーを選べば知識に近い情報が流れてくることが多いのでまぁ有意義かなと思う。
掲示板システムみたいなのは議論が発散しがちだし、まとまらないのであんまり好きじゃない。
お手軽に書き込める掲示板システムみたいなもので知識ベースを作りたいっていうニーズを良く聞くんだけど、結局うまく行ったものを見たことないのは、データしか流れなくて知識の蓄積というところまでいかないせいだと思う。あの仕組みで上手くやるためにはキュレーター(かモデレーター)が必要なんだろうなぁと。
でもそれってキュレーターの主観とかはいるし、togetterはそういう部分透けて見える時があるから、ああいうのは本質的に難しいんだろう(査読論文も一緒だと思うし)
というわけで、今のところsofの仕組みが良く出来ているなぁと思うわけだが、母数が大きくないとあの仕組みがうまく動かないのが悩ましいところ。イントラQAシステム入れて、1000人以下の規模でも上手く動いている例があったら知りたい