製薬向けのRedmineハンズオンを開催して三島バルでぶらついてタップルームで地ビール飲んだ

製薬やLS業界向けRedmineハンズオンお疲れ様でした。オープンソースなツールはベンダーのセミナーでは発表しにくいし、情報共有できるような機会も限られているので、色々情報交換できて有意義な週末でした。

僕はRedmine,Git,Sphinxの話をしたのですが、参加者のスキルがいまいちわからなかったために全て導入編みたいな感じになってしまったけど、使いはじめるきっかけにしていただけたらいいなぁと思います。

個人的にはHTSやメディシナルケミスト向けの事例は面白かったですね。イテレーション繰り返すような場合はカンバンのほうが使いやすいのかなと思った。あとはH2L、リードファインディングはカンバンのほうがいいやろねと。HTSはスクリーニングっていうよりは実験計画法みたいな感じで考えたほうがいいんだろうなぁ。

Redmineの本だったらこれかな。

ProductName Redmineによるタスクマネジメント実践技法
小川 明彦
翔泳社 / 3444円 ( 2010-10-13 )


Sphinxは使ってみないと価値が実感できないかなと。あとはバージョン管理と組み合わせてpull,push入れてデプロイ楽にしたりとかいろいろ工夫するとよリ便利に使えると思います。

Gitは色々端折ってしまったけど、入門のサイトが色々あるので

懇親会

懇親会は三島バルに参加して二次会はあづさに集まるという変則的な流れで。5枚綴りではなく3枚綴りはちょうどよかった。

ひなよし -> 登喜和 -> il cocciuto

という順番でまわってみましたが、日本酒を扱う店舗が少ないので最後はワインにはしってしまった。しかも、ほとんど写真とってない。

登喜和

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il cocciuto

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二日目はもくもくした後、沼津のタップルームに移動して地ビール昼のみで締めた☆

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次回は新年会と称して1月の中旬頃を予定しております。ChEMBLあたりのデータをどう使っていくかといったような話題を希望している方が多そうなので、次回はそんな話も含めようかと。

Redmineのハンズオンは来週の土曜日です

プロジェクトの成功というのは個人のスキルの継続的な向上に加えて、チームのコミュニケーションを如何に円滑にするかにかかっているかと思う。

まぁ、それは創薬プロジェクトでも一緒なわけで。でコミュニケーションを円滑にするためにそれ用のツールに頼るのがいいかと。

  • レポート、ガントチャートが自動で作成される
  • 適切なワークフロー管理
  • トレーサビリティの向上
  • 他のツールとの連携(例えば化合物管理システムとかELNとか)

なんかができるのがいいかなと思っている。特に化合物管理システムについては5Wの最後のWHYを記録できないのが問題で、これを記録するような簡単な仕組みがないとコミュニケーションの円滑化につながらないような気がする。

  • WHO: OK
  • WHEN:OK
  • WHAT:OK
  • WHERE,HOW: OK(ELN)
  • WHY:NO

週に一度会議をするとかは一見良い案に見えるけど、現状把握だけで時間を取られるし、そのためのレポート作成時間もバカにならないし、結構コスト高なのではないかなと。

こういうあたりはredmineのようなITSで管理すれば、割りとうまく回りやすいのかなと思っている。というより一人で使っているけど、調子いい。

脱Excel! Redmineでアジャイル開発を楽々管理のフローは創薬のサイクルでも大体同じ流れですね。

flow

  • 合成案をだして
  • 担当者決めて合成
  • アッセイ結果をフィードバック

まぁPDCAサイクルまわすようなのは大体こんな感じかと。

バックログとしての合成案

AZは基本的にはこの考え方だと思います。

アジャイルな創薬ということを考えたらフィードバック結果で合成計画を柔軟に変更できないといけないから、バックログを持っていたほうがいいんだろうなと思う。今の日本だと、合成案考えたヒトが合成するみたいな風潮になっていて、間にレビューもおかないし、柔軟性が足りないし、ケミストの能力がそのままストレートに反映されるのでそれっていいのかなーと思ったりもする。あとは、合成案の批判=ケミストの人格批判みたいに受け取るヒトが多いというのも、案は案として客観的に評価できてない証拠だよねーと。

というわけで、こういったあたりに興味があれば参加してくださると嬉しいです。

(2013.09.27 追記) Redmineの操作に関してはプログラミングのスキルは必要ありませんのでお気軽に(Q&Aに追記しておきました)。

ちなみに懇親会は三島バルという飲み歩きイベントに便乗しまして、二次会どこかに集合してまったりやりたいなと考えています。

参考書籍

ProductName チケット駆動開発
小川 明彦
翔泳社 / 3444円 ( 2012-08-24 )


つくって壊せるRedmine

(2013.09.26 修正) redmineのバージョンをあげました。

実機にインストールしたいヒトは対応するOSのインストーラーをダウンロードして実行すればいいだけなので簡単です(インストーラーのダウンロードと実行に30分程度かかります)。

実機にインストールしてもいいけど、仮想サーバーでやりたいひと(僕とか)もいるだろうということでVagrant+BitnamiRedmineの環境構築のメモ。VirtualboxVagrantはあらかじめインストールしておきます。尚、MBAで試しました。

仮想サーバーの構築

mkdir vredmine
cd vredmine
vagrant init precise32 http://files.vagrantup.com/precise32.box

Vagrantfileの以下の行のコメントを外して

 # config.vm.network :private_network, ip: "192.168.33.10"

仮想サーバーを起動します

vagrant up

bitnami redmineのインストール

vagrant ssh
wget http://bitnami.com/redirect/to/24965/bitnami-redmine-2.3.3-1-linux-installer.run
chmod 755 bitnami-redmine-2.3.3-1-linux-installer.run
sudo ./bitnami-redmine-2.3.3-1-linux-installer.run

対話形式のインストーラの質問に答えればインストールされてRedmineが起動する。

基本的にデフォルトでOK

Please select the installation language
Please choose an option [1] : 1 # インストーラーの言語は英語のまま
PhpMyAdmin [Y/n] :
Is the selection above correct? [Y/n]:
Select a folder [/opt/redmine-2.3.3-1]: 
Login [user]: admin #管理者の情報を入力
Password :[password]
Please confirm your password :[password]
Your real name [User Name]: [realname]
Email Address [user@example.com]: [your@mail.address]
Select your language for default data configuration:
Please choose an option [4] : 9 #Redmineのデフォルトの言語は日本語
Do you want to configure mail support? [y/N]:  #今回はメールは使わないのでサポートはOff(デフォルト)
Do you want to continue? [Y/n]: Y
----------------------------------------------------------------------------
Please wait while Setup installs BitNami Redmine Stack on your computer.

 Installing
 0% ______________ 50% ______________ 100%
 #########################################
(10分程待たされる)
----------------------------------------------------------------------------
Launch Redmine application. [Y/n]: Y

仮想サーバーのRedmineにアクセス

http://192.168.33.10/redmine/

にアクセスする。

あとはRedmineの本でも読みながら頑張ればよろしい。

ProductName 入門Redmine 第3版
前田 剛
秀和システム / 2310円 ( 2012-08 )


ProductName Redmineによるタスクマネジメント実践技法
小川 明彦
翔泳社 / 3444円 ( 2010-10-13 )


bitnamiのRedmineのメールの設定を後から行う

properties.iniとapps/redmine/htdocs/config/configuration.ymlをいじる

apps/redmine/htdocs/config/configuration.ymlのほうは

address: mail.example.com
port: 25
domain: example.com
authentication: :login
user_name:
password:
enable_starttls_auto: false

最後のenable_starttls_autoオプションはhostname does not match the server certificateと出るので付けた。

うっかりzabbix動かしているサーバーの同じポートにredmine入れちゃってハマったんだけど、zabbixのほうはapacheがどこで動いているか把握しているらしく、apacheのポートを変更して起動したら普通に動いて感動した。あとtwitterで教えてもらって感謝。

Redmineに手を入れたくなったのでRuby on Rails 3を学んでみることにした

Ruby on Rails製のソフトウェアはいくつか利用しているけど、自分でつくったことはないし、コードのそれっぽいところを探して手を入れたりするくらいなので、RoRの規約とかよくわかってない。

最近Redmineに手を入れたくなってきたので、ソースコードリーディングするついでにさわりくらいはRoRを学んでおこうかなと思ったので、本を読み始めた。

ProductName Ruby on Rails 3 アプリケーションプログラミング
山田 祥寛
技術評論社 / 3675円 ( 2011-05-12 )


rubyもrbenvで入れなおすのがよいのか?