04 10 2020 life accounting Tweet
キャッシュフロー計算書の存在意義がよくわからなかったのだけど、粉飾とか黒字倒産を見破るツールとしては非常に有効であることを理解した。
会計をハックすなわちどう粉飾するかという手口から理解するのが会計のメカニズムを理解するのが私にとっては手っ取り早いので、この本は非常に役に立った。
- P/Lを偽装するとキャッシュフロー計算書が歪む
 - 貸付による支出は粉飾の際よく見られる
 - 売上債権回転期間、棚卸資産回転期間が長期化している場合は注意
 - 仕入債務回転期間が伸びている場合、信用不安の可能性をチェック
 - 一人あたり売上高の急激な伸びに注意
 - 借り入れなどの財務CFや投資CFの支出を営業CFの入金として処理するのがCF改ざんの手口
 - 増資の資金を貸付として資金提供者に還流したり、現物を過大見積もりするのが架空増資の手口
 
こっちの本は、利益剰余金をどう捉えるかという観点で説明してあって、流し読みにちょうどよかった
- 決算の中心は貸借対照表(財政状態計算書)
 - キャッシュフロー計算書は黒字倒産を把握するために開発されたツール
 - IFRSでは経常利益がなくなる
 
                    
粉飾&黒字倒産を読む 「あぶない決算書」を見抜く技術
ここがツボ!3つの数字だけでわかる決算書の読み方―会計知識がなくても、IFRS適用会社の決算書も、かんたんに読める