5章の120%蛇足な章と、自分語りマシマシな部分にイライラしなければ、かなり示唆に富んだ内容だと思う。
4章なんて料理にオズボーンのチェックリストのようなものをあてはめて料理を広げたり作り替えたりする方法を紹介していて、非常に面白く読んだ。
最初の方は幼少期の味覚体験が大切っていう話だった。みんな言うけど、好き嫌いの激しい子供にそれをするのはなかなか骨が折れるよね。無駄にグルメに育って散財するよりは、ファミレスの味で満足できる平凡な味覚で止めておいてやるのも親心ではないのだろうか(自分は嫌だが)
さて、先週砂肝のオリーブオイル煮を作ったんだが、
これは僕が気に入っている「茹で砂肝の塩コショウ入りごま油かけ」の原型じゃないかと気がついて嬉しくなったところに絶対味覚の4章を読んであーこういう風に広げればいいのか!と気付かされたのであった。仕事ではいつもやっていることだが、料理にもつかえるのね。
「茹で砂肝の塩コショウ入りごま油かけ」ってのは、砂肝を10分ぐらい茹でて中心が若干赤くなるくらいであげて、薄目に切ったら器に盛って、ごま油に塩胡椒混ぜてまわしかけるというお手軽料理です。日本酒の肴にちょうどいい。
一人の時はよく作る。