29 05 2012 coffeescript Tweet
後半Node.jsを使ったウェブアプリ開発のためのヒント集みたいになっていて、CoffeeScriptである必然性を感じなかったんだが、個人的に7章後半の運用まわりが非常に参考になったので良かったということで。
初心者向けの入門書というよりはすでにCoffeeScriptである程度書いているヒトが、文法おさらいしつつ、よさげなライブラリを使って効率的に開発しましょうって感じの内容だった。
そもそもCoffeeScriptが(javascriptへコンパイルという)一手間を加えるだけのものなので、そこにどういう価値を見出すかでCoffeeScriptへの向きあいかたが決まってくると思う。僕の場合はPythonっぽくかけて括弧のネストから解放されるのに魅力を感じたのと、リスト内包表記はやっぱいいよねーってあたりですね。
まぁ、応用考えたら、CoffeeScriptらしさっていうのは必然的に薄まってくるよなぁと思いながら読んでた。最後のほうにクライアントサイドMVCの話が出てたけどSpineに触れてないのは残念だったかな。
- 文法のところではdoを使ったクロージャの作り方と、複数行の正規表現は知らなかった
- CoffeeDoc
- Node.jsのデバッガ
- ログ出力モジュール winston
- npmパッケージの開発方法が簡単に紹介されていた
具体的な例をやりたければテスト駆動JavascriptのサンプルをCoffeScriptで書いてみるのがいいんじゃないかなぁと。で、わからないところを本書で補うと。