内容に関しては、普段からビジネス本を読んでいるヒトにとっては目新しいことはないと思う。最後のほうのフェルミ推定とか、フレームワーク思考は常識でしょう。
個人的に興味を持ったのが、本書の図なんかをスキャナアプリ等で切り抜きしやすくしてあることかな。再利用を意識してあるのが面白い。
ちょっと気になったのは第二章のTOEICのスコアと年収に相関があるっていうことで、英語力が収入に直結するっていう話。でもこれって逆なんじゃないかなぁ。収入を得るためには英語力が必要で結果論的にスコアが上がったと考えるほうが自然だと思うんだよね。因果関係が逆だろうと。実際TOEICなんて役に立たんというか、ボトムラインのチェッカーでしょ、あれ。
少子高齢化は決定事項なのに今の社会制度はなぁ、かなり危ういよなとは思っているけどねー。
かなりわかりやすく図も多めで楽に読めるので、あまりビジネス本を読まないヒトにとってはいい本だと思いますね。