難解な本だけでなく、(難解な)論文を読んだり、速読をする際にも役に立つ内容だった。
本には「閉じている<->開いている」の軸と「登山型とハイキング型」の軸がある。後者の軸はわかりやすくて登山型っていうのは要するに論理を積み上げていき高みを目指すタイプの本であり、ハイキング型はハイキング型です。
前者の閉じている開いているは読者に自己決定を促すか否かということであり、ウンベルト・エーコの「開かれ」の概念に由来して名付けられている。
これから読む本が上記のどのタイプに当てはまるのかを予め知っておけば、どういうスタンスで本に臨むかが明確になるし、読み飛ばしてオッケーな本なのかどうかもわかる。
また、読書ノートをつけていくことで、
- 用語、概念が不明確
- 論理展開が不明確
- 本文で扱おうとしている問題が不明確
の場合にどうやって解決していくかも書かれているので、論文読むときにも参考になるが、自分の場合はマインドマップと付箋で解決している。
アルゴリズム系の論文の場合は理解した時の達成感は格別だからね。