家計分析と企業分析(投資のために)がわかりやすく書かれている。
特に家計分析のパートが参考になった。
マイホームの購入というのは、資産の流動性を犠牲にすることで広めの家を手に入れられるということであり、賃貸というのは、実際の住宅価値にプラスして、いつでも解約できるオプションのプレミアムを支払っている状態ということができるでしょう
この文脈的な解釈をするならばマンションというのは賃貸とマイホームの間の物件ということになるんだろうが、実際に購入して住んでみると、(当初思っていたよりも)リスキーだなと思っている。
- 理事長(または理事会)をやってみないとマンションのおさいふ事情がわからない
- 修繕積立金が、段階的に引き上がる
- 労働賃金は上がらないが、従来のイメージでローンを組んでいるヒトが多い
- 空き家が増えるとマンションお財布事情は急速に悪化する
1に関しては、理事会に入ると、どのくらいの部屋がマンション管理費を滞納しているのか?それは継続的に行われているのか、それともたまたま引き落とせなかっただけなのか分かります。個人情報に準ずるらしいので理事総会では単に未収金がいくらかという決算情報しか出てこない。
2の修繕積立金は結構重いし負担の先送り的な対応をしているマンションがあるかもしれません。これは突然上がったりするので、中古マンションを購入する場合はきりのいい数字の築年数は注意したほうがいいかも。というのは、積立金の引き上げは総会で決まるので、結局新築で購入したヒトのきりのいい年数で決まることが多いからね(すくなくともうちのマンションはそうだった)。
3,4は1,2を考慮すると悪い方にまわっているのか順調なのかわかるので、売り時のタイミングは常に計算しておくと良いかな。
すべての自家用車は負債である
これは非常に同意できて、維持費を考えたら月にタクシー代4万円分以上になるんだから車を手放したいと思っている。
まぁ、僕は運転好きじゃないというのもあるが、車なんてそれが好きな人が乗ればいいんだよという派。公共交通網の最悪な土地に住んだことに関しては失敗だと思っている。そろそろ引っ越したい。