著者はノーリツ鋼機の経営戦略室にいたらしい。ノーリツ鋼機といえばお家騒動的なアレとか産業が急速に減衰した業界ですね。
こういう背景を踏まえた上で読んでいくと、特に三章以降は恨みっぽい感情も行間に見え隠れしつつも、株主資本主義に疑問を呈している感もあるかなぁと。ネクスト・ソサエティで似たようなことをドラッカーも書いてたな。
一章、二章のどう働くかは参考になった。
- ヒトを試算とみるか、コストと見るか
- マーケティングにおけるスキミングポリシー
- 成果における個人の努力によるものは2割程度
- 経営とは「だれが」「なにを」「どうする」かをデザインすること