タイトルだけドーキンスのあれに引っ掛けているけど、中身は全然違う。こっちはエッセイっぽいというか、サイエンティフィックに寄り過ぎず、社会性動物としてのヒトとの利他性はどこから来るのかを論じていく。
筆者は利他的な遺伝子は母性本能の遺伝子に起源の可能性を考えているようであるが、どうなんだろうねー。
- いろいろな性格の中で遺伝性が最も強いのは外向性
- 本能と学習はその区別が難しく、神経細胞のネットワークの視点から見ると本能も学習もその発現の基本的なメカニズムは同じ
- 子煩悩は男性向けの言葉、つまり性差からくる
- 子供の健全な発育には「いつもやさしく接してくれる特定のヒト」が必要