山名先生は、原発推進派ですね。
(原子力を使うなら)蓄積する使用済み核燃料を次の世代に先送りすべきではないことや、使用済み核燃料をいつまでも保管すべきでないという観点からリスクも含めた状況をきちんと認識しようという本です。
あくまで、前提は原子力を利用推進するという立場で再処理をどうするかという内容です。
一秒間に一回放射性壊変が起こることを一ベクレルと呼ぶ
ベクレルが同じであっても放射性壊変の中身、放射線の当たる部位、距離によってヒトへの影響は大きく違ってくる
Sv = A.K.W.Bq
という式になる。ここで
- Aは1壊変あたりに人体に吸収される放射線量
- Kは放射線の種類による違い
- Wは対象臓器の違い
確率的影響と確定的影響。前者は短時間に強い放射線を受けた場合に起こるもの、後者は確率増加するもの、例えばガン発生率とか。
再処理工場の使用済み核燃料には半減期の長いものが主なもの。内在するハザードは原子力発電所のほうが大きい
間違いだらけの原子力・再処理問題 (WAC BUNKO)