スマートグリッドってのは今の電力網に毛が生えたようなもんかなと思ってたけど、全然違った。今後電力は再生可能エネルギーの割合が増えていって、プロシューマーという生産者と消費者が一緒になったような状態(ネットでいえばP2Pみたいにサーバー的なものがない感じか)での電力を有効に機能させる仕組みみたいなものなのね。となるとIPv6が前提か。
文章が硬くて読みにくかったけど、一通り読めた(普通の内容だったら飽きるけど)
- 供給が一方的に需要に合わせるという従来の電力ネットワークの考え方は受給双方に負担を強いる
- ユーエネルギー
- ピークオイルの近未来での到達
- エコポイントは、利子を生まないので保有メリットがないうえに、有効期限がある
- メトカーフの「エナーネット」
- 電気自動車は破壊的イノベーション
- スマイルカーブ現象
- グーグルパワーメーター
- Hohm
- テスラ・モーターズ
電力をうまく貯めるために、バッファとしての電気自動車の電池は有効。本書では太陽光発電ばかりが取り上げられていたが、屋根とか庭に風車があるとかもいいんじゃないか。
あと知りたいのはスマートグリッドとコンパクトシティ構想は補完すんのか?とかそういうあたり。
これも読めばいいのかな。
スマートグリッド革命――エネルギー・ウェブの時代
グーグルのグリーン戦略=グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=