これは良書ですな。レビュアーのヒトも書いてましたがサイエンティストとしてもかなり得るモノは多かった。特に製薬企業の研究レベルなんて(下は知らんけど)上のほうはそれほど差がない状況だと思うので、そこで勝つということは何を頑張らねばならんのかとかいうあたりのヒントが幾つもあってためになった。
- 対局者どうしで一つ一つの場面での判断の違いは小さな差であると思う。しかし、それが増えると大きな差になる
- 知識は単に得ればいいというものではなく、知識を積み重ねて理解していく中で「知恵」に変えないと生かすことはできない
- 勝負の世界では「これでよし」と消極的な姿勢になることが一番怖い。組織や企業でも同じだろうが、常に前進を目指さないとそこでストップし、後退が始まってしまう。
- 直感力はそれまでに色々経験し、培ってきたことが脳の無意識の領域につまっており、それが浮かび上がってくるものだ
- 終盤に有効なのはやわらかい手だ
- 近道はプロセスをスキップしてしまう(意訳)
決断力 (角川oneテーマ21)