少し経済のほうにも寄っておこうというか、マクロな視点はいろいろ役に立つので。
国全体の企業部門の設備投資の総量は利子率だけで決定するという仮定とか面白い。
- 投資需要が決まると、家計部門の貯蓄の総額がその投資と同じ額になる
- 格差社会における所得移転が有効需要を作り出す
- 貨幣は決断の留保に用いることができる
- リスクとは確率論を総動員することで制御できるものであり、不確実性は確率がわからないから手の打ちようのないもの
- エルスバーグのパラドックス
- ジニ係数でバブルの状態を評価する
- ノイジートレーダーの行動の合理性
- 確率とは「論理的な推論のプロセスで得られる数値」
さて、リスクとは確率論を総動員することで制御できるものであり、不確実性は確率がわからないから手の打ちようのないものであるならば、リードオプティマイゼーションはリスクマネジメントの範疇でやらんと駄目だよなとか思った。
不確実性っていうのは、ターゲット探索とかHTSあたりにしかあらわれてはいけないのだと思う。
容疑者ケインズ (ピンポイント選書)
不確実性のマネジメント 新薬創出のR&Dの「解」