定年->田舎暮らしの淡い夢をグシャッとつぶす本。なんつーかねー田舎はのどかなんかじゃなくてどす黒いものが渦巻いているんだよ的な辛辣な意見をぶつけて、最終的に別荘でも買っときゃいいんじゃないのと。僕は田舎暮らしを夢見る定年間近のおっさんじゃないしな、むしろ、普通の市街に住みつつ市民農園とかそんなのを利用して食料自給率を高めて、自立度を上げて、あんま会社に頼らなくてもいいような持続可能な生活を模索したい的な。
読み物としてはおもしろいし、経験から同意できるとことか(田舎の妬みとか選挙ネタとか)ありまくりなんだけど。前向きな本ではないからあんま役にたたんというか田舎暮らしを夢見るおっさんの目を覚ます本だった。
- 「自然が美しい」と「生活環境が厳しい」は同義
- 農村地帯がどうして過疎になるのか考えろ
- 正確な土地柄を聞くにはやむを得ずその土地に住んだことのある人にあたる
地産地消と地域再生―先進優良事例に学ぶ