丁度通勤時間帯の18時くらいに、三人がけの窓際に座っていたのだけど、通路側に座ったおじさんがむやみやたらと書類を広げて困った感じのヒトだった。
で、さらに困ったことに書類を真ん中の席に置くわけ、混むに決まってんのに(それで新横浜までガードしてた)。まぁ、それはいいんだけど、中央の座席に置いてた書類が公開特許公報なのね。知ってる会社の。
さらに、いっぱい広げている書類が、僕もよく読んでいる論文で、しかもSAR表がどかんとでていて、それに蛍光ペンで一生懸命マークしてんの(あーケミストなのねと)。
とこまでわかっちゃうと、東京に新幹線通勤していて(っていう製薬企業の研究所ってあそこらくらいしか、、、)で明らかにケミストで、論文と公開特許公報からああいうプロジェクトにタッチしてんのか
なんて、意外に簡単にわかっちゃうよー、バカだよーこのおっさんと、ちょっとびっくりした。で、そんな僕は一体何をしていたかというと、「ウェブ時代 5つの定理」を熟読中で好きを仕事に!なんてやっていたので、そのミスマッチ具合がまた微笑ましかったのであった。
この出来事はちょっとした教訓として残しておく。
- 新幹線通勤という情報は情報量的にどうか?
- もし新幹線通勤でなくても会社名が推測できたか
- 仮に出張で大阪まで帰る途中の場合は会社が特定されるか?
- 自由席に座るのがよくないのか?
- 特許公報という情報は?
- 一部抜き出しはどうか
- もし有機合成反応という技術的な論文を読んでいたら?
- 今回ピースをはめることのできたキーは?
- どの情報が欠落してたら、なにがわからなかったか?
あー、これってなんか論理パズルみたいですなぁ。